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週刊 PC&周辺機器レビュー 第10回

ネットブックの価格で快適さと上質さを狙う「dv2」

2009年06月15日 12時00分更新

文● 池田圭一

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デザインは美しい
視認性や操作性にもう一工夫を

 天板はいわゆるピアノブラックで、hpのロゴがワンポイントとしてあしらわれている。パームレスト部分には銀白色の装飾模様があり、見る角度によって彩りとなっている。ちょっと困るのは、あまりに光沢感があること。皮脂が非常に目立ってしまう。実用上は何の支障もないのだが付属のクロスですぐにふき取りたくなる。

ワイドサイズのタッチパッドを採用

ワイドサイズのタッチパッドを採用。指紋などを拭きとるなら専用のクロスが便利だ

 パームレスト中央には、マウスパッドが段差なく収まっている。ボタンのクリック感もよくセンサーの反応もよいのだが、センサー面積が大きいために、人差し指での操作中に中指や薬指が上下スクロール部に触れてしまうことがあった。自分では手が大きいと思う筆者でもそうなのだから、慣れるまでは思わぬところにカーソルがジャンプするのに悩まされるかも知れない。

 なお直販モデルでは、USB外付けのDVDスーパーマルチドライブが付属する(量販店モデルにはない)。ドライブも本体と同じZEN-designとなっている。

本体と同デザインのDVDスーパーマルチドライブが付属

USBバスパワー動作が可能な、本体と同デザインのDVDスーパーマルチドライブが付属

 キーボードはフラットタイプ。キーピッチは約17.5mm、ストロークは約1.8mm。打鍵感は悪くはないのだが、ここもフラットデザインにこだわりすぎだろうか、となりのキーとの区別がつきにくく、軽快なタッチタイピングはなかなか難しい。特に最上段のファンクションキーは、小さくて見えにくい刻印字を、いちいち確認しながら押すことになる。同社のネットブックの「HP Mini 2140」とほぼ同じキーボードだと思えるのだが、キー間のわずかな隙間の有無や表面の質感が異なるだけで、使い勝手が違ってくるようだ。

本体よりやや小ぶりのキーボード

本体よりやや小ぶりのキーボード。キーピッチは17.5mmと十分なサイズがあるが、キートップがフラットで隣のキーと判別しにくい

 電源スイッチやインジケーターランプの配置、マークの刻印など、デザインは統一感があってスマートだが、日常的に使うことを考えると、もう少し視認性を向上させてほしかった。

動作中に点灯するインジケーターランプ、無線LAN(およびBluetooth)はオフ時にオレンジ色となる。本体右サイドには、無線のオン/オフスイッチがあるが、無線利用が禁じられている場所でうっかりスイッチが入らぬよう、簡単なロック機構が欲しいものだ

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