暗号化でビジネスユーザーも安心
ビジネスユーザーに向けては、iPhone内のデータのハードウェア暗号化や、遠隔操作でデータをすばやく消去できる「リモートワイプ」(関連記事)、iTunesでバックアップするデータの暗号化など、機密データの保持に役立つ機能に加え、バッテリー駆動時間が伸びたことをアピールした。
iPhone 3G SはiPhone 3Gと同じサイズだが、パッケージは20%小型化し、有害な素材を使用しないなど、環境に考慮した機器であることも説明している。
気になる発売開始日だが、iPhone 3G(8GB)は基調講演の当日に発売、iPhone 3G Sは国によって異なる。iPhone 3G Sは世界80ヵ国で発売するという。
最後にフィル・シラーは開発者に向かって、「これからもすばらしいアプリを作り続けてください。ありがとう」と締めくくった。
【オマケ】ソフトバンク副社長の姿も
会場には、ソフトバンク副社長が来ていた。基調講演後に簡単な記者会見が開かれ、iPhoneの日本での販売数は、16GBと8GBモデルを足すと、機種別統計では全キャリア中ずっと1位をキープしていること、日本ではすでにキャンペーンで現行機種が安いため、iPhone 3Gの値下げはないこと、インターネットテザリングは提供しないことなどが明らかにされた。
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