カメラを強化! タッチでフォーカスも可能に
シラー氏は、写真共有サイト「Flickr」に投稿される画像のうち、ケータイからのアップロードはiPhoneがダントツに多いことを紹介する。それを受けて、iPhone 3G Sではカメラを強化したという。
iPhone 3G Sの新しいカメラは、画素数が200万から300万に増えて、オートフォーカス、オートホワイトバランス、自動露出の機能が備わった。画面の被写体をタッチしてフォーカスを切り替えられるのが特徴だ。
これらのカメラ機能はAPIも用意しているので、開発者が新しいカメラアプリを作る際にも利用できる。
「動画ケータイ」でもナンバーワン!?
静止画に加えて、動画の撮影/編集/共有も可能になっている。
iPhone 3G Sのビデオ撮影機能は、毎秒30フレームでVGAサイズの録画が可能だ。ビデオカメラもオートフォーカス、オートホワイトバランス、オート露出の機能を使える。
再生画面も凝っており、録画した動画を再生すると、画面上にタイムラインをサムネイル表示し、指でスクロールして見たい画面を簡単に探し出せる。簡単な動画編集機能も備えており、必要なシーンだけトリミングが可能だ。録画後は、動画をメールやMMSで送ったり、MobileMeやYouTubeにiPhoneから直接投稿できる。
フィル・シラーは、「本当に手軽に録画できるので、写真投稿サイトでiPhoneがナンバーワンになったように、動画投稿サイトでもiPhoneで撮影した動画が一番多くなるでしょう」と語った。

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