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ケータイとスマートフォンを知り尽くすライター陣が集結

【緊急座談会】日本のケータイ事情とスマートフォンを語る

2009年06月09日 12時00分更新

文● 中山 智

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中国や台湾が本気でAndroidに取り組むと
日本のケータイ売り場の様相は変わる?

山根 GoogleがAndroidにどこまで本気なのかってのも大変気になります。

平出 (結果として)Googleのサービスを使ってくれれば、それでGoogleはOKと思ってるはずです。極端な話、iPhoneが1億台、10億台売れるのであれば、別にiPhoneでもいいわけです。

山根 (Androidに対抗するために)“Symbian OS”が無償になった(関連記事)ってことだけでも、Google的には正解ですからね。でも、端末メーカーにとって、特にHTCなどの台湾、中国のメーカーにはかなり大きいポイントです。

平出 台湾や中国あたりで安い端末がでてくると大変ですよね。中国のチャイナモバイルは、かなり本気で取り組んでいます。

中国の携帯売場

非常に安価な端末が露店でも売られている中国。同じような状況が日本にもいずれ上陸する!?

山根 中国でも3Gが始まったので、格安の端末が日本に流れてくるかもしれません。システム的にSIMを差し替えれば日本でも使えるわけですから。

中山 山寨機(関連記事)と呼ばれるコピー端末とかもですね。

山根 中国の本当に安い端末は1000円もしない。そういう製品が日本のディスカウントショップとかに並ぶようになったら……。

平出 それこそ、日本メーカーは大ピンチですね。でも、山寨機はともかく、台湾では国をあげて“100ドルPC”ではなく、“100ドルAndroid”を推し進めようとしています。100ドルAndroidでデジタルデバイド崩壊っていう流れはあると思います。そういう意味で、Androidは日本のような先進国ではなく、発展途上国で爆発的に広がるかもしれません。

石川 もしかすると日本も安い端末が主になっていくのかなと思います。ドコモの発表でも一番安いスマートシリーズが圧倒的に売れているのが現状です。

ドコモの売上比率

夏モデルの発表会で公開されていたドコモの各シリーズの売上比率。実は低価格のSTYLEシリーズがもっとも大きなシェアを占めている

平出 量販店の各キャリアの売り場の横で、SIMフリーの100ドルAndroidが売ってたら、おもしろいことになると思うんです。


今回の参加者 その2(敬称略)

対談2

右から

山根康宏
香港在住の携帯電話研究家。日本だけでなく世界各地の携帯電話事情に精通し、年間の携帯購入台数は100台以上

中山 智
今回の担当兼ライター。携帯端末は大好きだが、かかってくる電話は原稿の催促なので通話は嫌い


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