一体型パソコン&ネットトップ
ネットブックよりもある意味興味深かったのが、液晶一体型パソコンやネットトップの数々だ。ノートよりも構成コンポーネントの自由度が高く、工夫の余地が多い理由もあるだろう。
Acerの「Aspire Z5600」は、COMPUTEXのベストチョイスにも選ばれた一体型デスクトップ。ディスプレーは23インチ/1920×1080ドットで、マルチタッチ対応のタッチパネルディスプレーとなっている。Windows 7のマルチタッチ機能にも対応予定だ。スペック的にはCore 2 DuoをCPUに搭載し、チップセット内蔵または独立GPUを備えるといった、日本の一体型デスクトップではオーソドックスな構成。テレビチューナーカードの内蔵も可能なようだ。銀色のボディーのデザインも良く、これまた日本での発売が期待される。
Acerの一体型ではほかにも、eMachinesブランドの一体型ネットトップ「EZ1600」が目を惹いた。18.5インチのディスプレーと、CPUにAtom N270を備える。残念ながらタッチパネルではないようだ。
一方、MSIの一体型デスクトップでは、日本未発表のIONプラットフォーム搭載一体型ネットトップ「Wind Top AE2201 Multi」が注目される。21.6インチ/1920×1080ドットのディスプレーはマルチタッチ対応のタッチパネル機能を備え、Windows 7にも対応予定。CPUはAtom 330で、チップセットにNVIDIA IONを搭載する。IONプラットフォームの高性能は、Atomの非力さを補ってあまりあるものだけに、このパソコンも期待できそうだ。
Atom搭載のAE2201より高性能な、「Wind Top AE2010」という一体型デスクトップも出展されていた。こちらはAthlon 2650e(1.6GHz)をCPUに、チップセットにはグラフィックス性能に優れたAMD 780Gを搭載するなど、高性能を指向した製品。ディスプレーは20インチ(解像度不明)でタッチパネル機能を備えるが、マルチタッチには対応しないようだ。
そのほかの一体型&ネットトップ
ホームサーバー
一部の先進的ユーザーには評価されているものの、あまり普及しているとは言えないホームサーバー。COMPUTEX会場では、少数ながら日本未発表のホームサーバー製品が散見された。多くがCPUにAtomを採用しているが、中にはVIAプラットフォーム採用というレア物もある。
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