インストールしたフォントを適用する
フォントをインストールしただけでは、画面には反映されない。利用したい場所ごとに、ユーザーが設定する必要がある。Windows XPは「画面のプロパティ」の「デザイン」タブで、Windows Vistaは「ウインドウの色とデザイン」の「デザインの設定」画面で設定する。
しかしこの設定画面で、すべてのフォントを変更するのは手間がかかる。フォントを変更することが多いなら、一括してこれらのフォントをカスタマイズできるソフト「Font Changer」を利用しよう。
- ■Font Changer(作者:Cycle of 5th http://www.cycleof5th.com/)
アプリケーション側のフォントを変えるには?
Internet Explorerやテキストエディターなどで表示するフォントは、アプリケーションごとに設定する必要がある。Windows Vistaでは「メイリオ」という美しいフォントが標準で搭載されているが、IEの初期設定では「MS Pゴシック」を使うようになっている。せっかくなので変更してみよう。
ちなみにメイリオは、XP向けにも「Windows XP 向け ClearType 対応日本語フォント」として公開されている。
XP用のメイリオをインストールすれば、XPでもWindows Vistaと同様に設定できるが、その前に「ClearType」の設定をしておく必要がある。
ClearTypeとは、文字をきれいに表示するためのアンチエイリアシング方式のこと。メイリオはClearTypeに対応しているので、正しい品質で表示するには、ClearTypeを有効にする必要があるわけだ。Vistaでは標準でClearTypeが有効になっているが、XPでは設定を変更しなければならない。
ただし、上記の設定をしても、メイリオフォントで表示されないことがある。これはウェブサイト側の設定で、表示フォントを指定しているためだ。強制的にメイリオで表示したいなら、下記の裏技を使おう。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。Netbookからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。現在使っているノートPCは、東芝のSS RXとMac。とはいえ、1年以上前の製品なので、買い換えを思案中。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、PCやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。
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