先日、ちょっと写真を撮りに川越まで行ってきたのである。小江戸・川越。古い街並みが残っているフォトジェニックな街なのだ。新宿から1時間もあれば行けるので、ちょいと作例撮りに。
で、あれこれと撮影してて、ふと「そういえば、以前川越に来たとき、猫がたくさんいた神社があったな」と思い出したのである。
駅からはちょっと遠かったけど、あのとき(2年半前)の猫がどうなったか気になった。猫がいるかも、となれば足を伸ばしたくなるではないか。てなわけでiPhoneの地図とにらめっこしながら、なんとか目的の神社に到達。
そしたら、いきなり猫がお出迎え(冒頭の写真)。おもわずGH1を取り出してディスプレーを上に向け、ローアングルでしゃがんで撮影。やはり猫を撮るには便利なカメラである。
その古い神社の参道には、ちょっとした雑木林というか藪があり、どうもその中に隠れて生息してるらしい。目の前をいったりきたりしてる猫も、ヤバそうなら藪の中に逃げ込んでやれ、ってオーラが出てる。
気になったので藪の方を見ると……木々に隠れて子猫が3匹っ。小さくてめちゃ可愛い。
脅かさないようにそっと近づいて、カメラを低く構えて望遠で撮ると……ピントが合ってないっ。ああ。
何しろ藪の中に隠れてて、カメラと子猫の間にはいろんな枝やら笹やらが茂ってて、どうしても手前にある枝や笹にピントが合いやすいのだ。そんなときは慌てず騒がず、まずはマルチAFなんて使わずスポットAFにして一点に集中。
微妙にカメラの位置を動かして、猫が草葉にできるだけ隠れないアングルを見つけ、しっかり狙って撮るべし。
撮ったら拡大再生してピントが来てるかチェックっ。しかも昼間でも藪は暗いので、ぶれてないかもチェックっ。
なんとか成功。手前の猫が枝に隠れちゃったけど、不安げにこっちを眺めてる子猫をゲットできたのである。

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