エプソン オフィリオ複合機
「LP-A500シリーズ」
エプソンのLP-A500シリーズは、低価格でありながら多彩な機能を持つ複合機だ。印刷データの一部を受信した時点で印刷を開始することで印刷時間を高速化したり、Webページの印刷を1ページに収める機能などを搭載する。
価格●オープンプライス
URL●http://www.epson.jp/products/offirio/mfp/
FAX機能あり/なしの2機種
エプソンというと、カラリオ(Colorio)ブランドのインクジェットプリンタのメーカーという印象が強いが、もちろんページプリンタのラインナップもある。こちらはオフィリオ(Offirio)というブランド名で、その名からもわかる通りオフィス向けを強く意識した商品構成となっている(画面1)。また昨今、同社は複合機に注力しており、ローエンドモデルからハイエンドモデルまで幅広いラインナップを揃える。
今回紹介するLP-A500シリーズは、オフィリオシリーズの複合機の中で最も安価な機種。専用のラックに設置して床に置く大型タイプではなく、机の上に置いて使う省スペースタイプだ。製品としては、LP-A500とLP-A500F(写真1)の2機種があり、両者の違いはLP-A500FのみFAX機能とADF(Auto Documennt Feeder:原稿自動送り装置)が付いている点にある。ADFは複数ページの原稿を連続読み取りするための装置で、複数ページの原稿をFAXで送信する場合や、スキャナでスキャンする場合に必須といえる機構だ。ADFを搭載しないLP-A500では原稿を1枚1枚手でスキャンしないとならない。価格はともにオープンプライスだが、大手量販店ではLP-A500が11万1800円、LP-A500Fが12万9800円(編集部調べ)となっていた。
机の上で使う複合機
大きさはAP-A500が460(W)×467(D)×593(H)mmで重さ33.7kg、LP-A500Fが460(W)×467(D)×667(H)mmで重さ35.9kgとなっている。LP-A500FのほうがADFのぶんだけ74mm高い計算だ。いずれも30kgオーバーなので、机の上に置けるサイズとはいうものの、机にはそれなりの強度が必要になることに注意したい。ただ、LP-A500シリーズは省スペースを謳うだけあって、 用紙の補給やトナーの入れ替え、紙詰まりの処理はすべてフロント側から行なえるようになっている。手狭なオフィスでも使いやすいように工夫されている点は評価できるだろう。
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