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女子校生の上を行く! 携帯電話節約術 第4回

母さん、ケータイはそんなに高くないです!

2009年06月01日 16時00分更新

文● 小林 誠/ゴーズ、ASCII.jp編集部

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 さて今回の本番はここから。

 問題は親と子で契約しているキャリアが違う場合だ。親はケータイの端末代を気にするが、子はデザインやら機能やらを気にして、結局購入する端末のケータイ会社が違う、そんなケースはありがちだろう。定額範囲外ではケータイからケータイへの通話料は、固定電話からケータイへの通話料より高いのだろうか。

電話をかけるキャリアごとに通話料が違う

 固定電話からケータイへ通話する場合の通話料は、携帯電話事業者が料金を決めており、各社のサイトに詳しく掲載されている(NTTドコモau(KDDI)ソフトバンク)。

 時間帯、地域によって細かく違いがあるが、今回は「平日の夜間」の通話という条件なので、

固定電話→NTTドコモ10.5円/22秒
固定電話→au、ソフトバンク10.5円/17秒

とし、さらに計算しやすいよう1分あたりに直して(厳密には正確ではなくなるが)、それぞれ28.64円/分37.06円/分で計算した。

 また、普段はあまり意識したことがないかもしれないが、固定電話にも基本料金がかかっている。住宅用/1級局/ダイヤル回線という条件では月1522.5円である。

 なお、ドコモの料金についてはバリュープランで、かつ通話時間に合わせて、タイプSやタイプSSなど、もっとも最安になるプランを的確に選ぶことを前提にした。auについてはシンプルプランの場合、ドコモのバリュープランと比較的似ているため、グラフ上では省略している。

結論その2
固定電話の基本料金を含めるとケータイの方が確実に割安

 というわけで、固定電話とケータイで、基本料金と通話料を合計した費用をグラフ化したのが次の図だ。

基本料金を含む価格比較

固定電話の基本料金は決して安くないので、基本料金を含む総額で比較すると、ほぼ常にケータイを持つ方が割安であることがわかる。なお「ドコモ最安パターン」のグラフがカクカクしているのは、通話時間ごとにもっとも最適なプランを選択しているため。また、ソフトバンクの横軸は定額の範囲に含まれない通話時間になる

 なーんと、ほぼすべての通話時間でケータイの方が安いのだ! 何と言ってもケータイの基本使用料の安さが大きく影響している。さらにドコモとauの場合は無料通話分があるため差が広がる。

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