Androidのプログラムは
Javaで作られる
アプリケーションの作成にはJavaを用いる。しかし、実際に搭載されているのはAndroid独自のDalvik仮想マシンであり、厳密にはJava仮想マシンとは異なる。
Dalvik仮想マシンは、携帯電話用のプロセッサ、少ないメモリを前提とし、高速な起動を可能にしたものだ。詳細などは今後解説する予定だが、従来のJavaプログラムにあった、ライブラリの読み込みなどにかかる時間を省略し、アプリケーション起動を高速化してあり、使い勝手は機械語のアプリケーションとそう変わらない。仮想コードで作られているため、CPUなどが変わっても共通で利用できる。
現在のAndroidには、最初に発売された「T-Mobile G1」に搭載された1.0をベースにしたものと、ドコモの「HT-03A」(海外ではHTC Magic)に搭載された1.5がある。大きな違いは、1.5ではソフトウェアキーボードを持つ点。また、日本語や中国語のメニュー表示にも対応している(1.0では英語とドイツ語のみ)。
また、メインの画面であるHomeスクリーンにウィジェッツ(ガジェットなどともいう小さなプログラム)を配置できるほか、Live Folderと呼ばれる情報表示形式が追加されている。
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