このページの本文へ

QRコードを集客ツールにする「QRJumps」

2009年05月28日 08時00分更新

文●小泉貴幸/通販旬報社

  • この記事をはてなブックマークに追加
本文印刷

グーグルを筆頭とするさまざまな企業が、無料で使えるWebマーケティングツールを提供している。SEO/SEM、LPO、アクセス解析ツールなど、ネットショップやプロモーションサイトを運営しているなら、使わない手はない。“使えるツール”だけを全部で30本、月曜~金曜日までの毎日1本ずつ紹介する。 ⇒ラインナップ一覧

本日紹介するサービス:『QRJumps』

  • カテゴリー: モバイルマーケティング
  • 提供企業: 米QRJumps.com
  • URL: http://www.qrjumps.com/
  • ポイント: 経路解析もできる多機能なQRコード作成ツール

 ケータイ向けサイトを開設したら最初にやりたいことのひとつが、QRコードの作成だ。外回りの営業マンなら名刺に、飲食店ならチラシに、URL代わりにQRコードを刷り込めば、ケータイサイトを開設していることのアピールになるし、サイトへアクセスしてもらいやすくなる。ほとんどの携帯電話がQRコードの読み込みに対応している今、QRコードの活用はケータイサイトを運営する上で最低限の集客手段といえる。

 QRコードを作成できるフリーソフトやWebサービスは山ほどあるが、中でも米QRJumps.comが提供する「QRJumps」がおすすめだ。英語版のサービスだが使い方は簡単で、マーケティングに役立つアクセス解析などの豊富な機能を備えている点がポイントだ。

QRJumps

QRコードの作成画面。有効期限やトラッキング用のタグを付与できる


 たとえば、タウン誌の広告や新聞の折り込みチラシなどにQRコードを掲載し、ケータイサイトの画面(クーポン)を店頭で提示すると割引が受けられるキャンペーンを展開するとしよう。このとき、QRJumpsなら同一URLの着地ページに対して複数のQRコードを作成できる。媒体別にQRコードを使い分け、アクセス解析機能と組み合わせれば、どの媒体からいつ・どれぐらいのアクセスがあったのか効果を測定可能だ。また、QRコードに有効期限を設け、キャンペーンの終了後はサイトへアクセスできないようにもできる。

QRJumps

管理画面からアクセス解析もできる。媒体別にQRコードを使い分ければ効果測定も可能だ


 単純にQRコードを作成するだけなら、会員登録は不要。それでも5種類のサイズ指定、有効期限の設定、閲覧パスワードの設定(ただし、パスワード入力ページは英語のみ)といった機能は利用可能だ(アクセス解析機能、QRコードの管理・編集機能を使うには、無料の会員登録が必要)。

 QRコードを配布してサイトへ集客したら目的達成――ではなく、アクセス解析に取り組むことでケータイサイト運営のPDCAサイクルを回せるところに、「QRJumps」の価値がある。無料で使えて企業ユースにも堪える本格的なマーケティングツールとして活用したい。

■関連サイト

この連載の記事

一覧へ

この記事の編集者は以下の記事をオススメしています