このページの本文へ

仕事におけるノンストレスを実現するために

2007年03月16日 09時00分更新

横山 慎一郎/株式会社アイティーブースト ソリューション事業部

  • この記事をはてなブックマークに追加
本文印刷

 仕事におけるストレスの種類は大きく10に分けられるといわれています。

 大雑把にいうと「仕事の量」、「責任の大きさ」、「個人生活の犠牲」、「役割不明」、「仕事の妨害」、「失敗体験」、「評価機会の不公平」、「緊張の持続」、「体への負荷」、「対人関係」といったものです。

 さて、あなたは、あるいはスタッフの皆さんは職場でいつも元気に仕事ができていますか?
 業務のことで上記のようなストレスを抱えてはいませんか?

 ストレスは軽度のうちは体や脳内に潜伏しているため、自分でも、他人から見ても認識できないことも多く、何らかの形で表面化したときにはすでにかなり深刻な状態まで進んでしまっているというケースが多いものです。
 では、ストレスを職場からできる限り減らし、あなたやスタッフが常に最高のパフォーマンスを発揮できるような環境を実現するためにはどうすればよいのでしょうか?
 仮にスタッフが最高のパフォーマンスを発揮できていないとすれば、そこには何らかの問題(その中の1つがストレス)が発生しているかも知れない、と考えられるのではないでしょうか。

 問題解決のためには、まずその問題が発生しているという事実をあなたが認知し、適切な改善を、スタッフに対して素早く行なう必要があります。

職場でのストレス

 ここでは、問題の要因を「職場のストレス」に絞ってご説明していきましょう。

 たとえば以下のようなストレスに関する調査結果をご紹介します。
 調査対象は、20代~50代の、全国のインターネット関連事業で働く300人(年齢層分布は20代が25%、30代が53%、40代が20%、50代が2%)です。


■グラフ1 年代別アンケート対象比率


■グラフ2 ストレスの度合い


 また、日常的にストレスを感じているかというアンケートを実施したところ、日常的にストレスを「かなり感じる」人は29%、「やや感じる」人は48%で、合わせてなんと77%もの人が、何らかの原因によって職場でストレスを感じているとの調査結果が出ました。

 この調査から分かるポイントは、「仕事の量」によって非常に多くの人がストレスを感じている、ということです。
 本来、仕事というものは適度に忙しい状態の方が、緊張感が生まれパフォーマンスも高まるものですが、それにも関わらず、「仕事量」をストレスの要因と感じている人が多いのは、その職場において「無駄な仕事」が多いからではないでしょうか。

 そこで、やるべき仕事を遂行する際の無駄をなくし、最短の時間と手間で目的を達成できるような環境を、あなたを含めスタッフにも提供することができれば、仕事におけるストレスを大幅に軽減できるのではないでしょうか。
 仕事における「無駄」な作業や「無駄」な時間は、その仕事をする過程において、何らかの「分からないこと」があるために発生してしまうのではないかと考えます。たとえば、

  • 「どんな情報が、どこに存在するのか分からない」
  • 「目的を達成するために、するべきことが分からない」
  • 「次の行動として、何が必要かわからない」
  • 「完了した仕事を、どのように共有していいかわからない」

 このような状態では、本来自分がやるべき仕事の優先順位がつけられなかったり、何をするにしても「探す」、「調べる」、「誰かに聞く」といった作業に時間がかかってしまい、本来その仕事が必要とする時間よりも、大幅に余計な作業時間がかかり、結果として「仕事量が多い」と感じてしまうことになりかねません。そもそも職場で、「分からないこと」が多いこと自体が、よくストレスの原因だといわれています。

 このような「分からないこと」をなくし、「無駄な作業」を減らすためにもっとも大切なことは、あらゆる業務において信頼できるシステムを構築し、全員の頭の中にあることを全部そこに落とし込むことです。
 たとえば、サーバー上でファイルを共有する、様々なノウハウを共有できるデータベースやグループウェアを活用するなど方法はたくさんあります。
 「仕事を進める上で困ったとき、何か知りたいときはここにある情報を参照すれば良い」
 という状態であれば、無駄な作業に時間をとられることなく、目的に向かって効率的に仕事を進めることができ、「仕事量が多い」ことから発生するストレスは軽減されるのではないでしょうか。

 もちろん仕事が、ご紹介したような情報共有によって速くなればなるほど、任される仕事も増えるので、「忙しさ」そのものは変わることはないでしょう。(むしろ、より忙しくなるかもしれませんね。)
 しかし、その「忙しさ」によって得られるのは「ストレス」ではなく、「充実感」や「達成感」といった感覚ではないでしょうか。
 あなたも含めスタッフ全員が、適度に「充実感」や「達成感」を感じながら、いいパフォーマンスを発揮できる状態であれば、生産性が高く、しかも「ノンストレス」な職場を作り出できるでしょう。

 充実した精神状態というのは、お客様に伝わるものです。逆に、ストレスのある精神状態は、お客様にすぐに見抜かれます。顧客対応においては、あなたや、スタッフ全員が健全な精神状態で働ける、まずは環境づくりから始めてみることも必要かも知れませんね。

著者プロフィール

名前 横山 慎一郎 maildealer[アットマーク]itboost.co.jp
※著者に直接問い合わせをする際は、お名前、会社名、サイトURLなどを明記してください。
会社 株式会社アイティーブースト
サイト http://www.maildealer.jp/

Web Professionalトップへ

この連載の記事

一覧へ
Web Professionalトップページバナー

ASCII.jp会員サービス 週刊Web Professional登録

Webディレクター江口明日香が行く