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どれを選ぶ?クラウド/SaaS 第2回

無償で触れる!MSのクラウドサービス「BPOS」(前編)

2009年05月26日 20時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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とにかく無償!
まずは試そう

 では早速無償トライアルに申し込んでみよう。まず同社のMicrosoft Online Servicesのページ(http://www.microsoft.com/japan/online/default.mspx)にアクセスし、「無償の日本語トライアルを今すぐ利用」と書かれたボタンをクリックしてほしい。

MOSページ

Microsoft Online Servicesのページ。ここから無償トライアルの申し込みができる

 Microsoft Online Servicesのポータル画面が表示されるので、右上のサインインをクリックする。続く画面でWindows Live IDの入力を求められる。すでに作成していればそれを入力、持っていなければここで作成しよう。ログイン後は、画面に従って会社情報などを入力していけばよい。

MOSポータル

Microsoft Online Serviceのポータル画面。サービス利用時におけるサブスクリプションの管理や課金内容の確認もこの画面で行なう

サインイン画面

サインイン画面。Windows Live IDを入力してログインする

Windows Live IDでログイン後、会社情報などを入力していく

 続けて、試用するサービスを選択する。フル機能の「Business Productivity Online Suite」と、Webアクセス限定の「Business Productivity Online Business Worker Suite」の2種類が試用で選択できる。今回はフル機能のBusiness Productivity Online Suiteを選択した。

Webアクセス

試用サービスの選択画面。Business Productivity Online Suiteを選択しても、Webアクセスを試すことができる。選択後は「カートに追加」をクリックする

金額0円

続けてショッピングカートの精算画面が表示されるが、試用なので金額は0円になっている

 確認メッセージがいくつか表示された後、ドメイン名の入力画面が表示される。その後管理者の個人情報の入力画面が表示され(すでに入力した連絡先情報が自動的にコピーされるので、特に違いがなければそのまま「次へ」をクリックする)、最後に入力内容を確認してこのステップは完了だ。

ドメイン名入力

BPOSで利用するドメイン名を入力する。なお、初期段階では入力したドメイン名に「apac.microsoftonline.com」というアドレスを付加した形で一時的なドメイン名が作成される。試用段階では、この一時的なドメイン名をそのまま使ってもいいだろう

 ただ、この段階ではまだBPOSを使うことはできない。ここまでの手順を終わらせた後、メイン画面で「サブスクリプション」タブをクリックすると、以下の画面が表示されるので、ここでアクション項目から「今すぐアクティブ化」を選び「移動」ボタンをクリックする。

今すぐアクティブ化

サブスクリプション管理画面で、「今すぐアクティブ化」を実行する。この画面のように状態が「アクティブ」になれば準備完了だ

 続けて、同じくサブスクリプション画面で、アクション項目から「資格情報の取得」を選択し、管理者としてログインするための情報を表示させる。

管理画面

ここで表示されたユーザー名とパスワード、URLを使って管理画面にアクセスする

 以上がBPOSの試用版を利用するためのステップとなる。長く感じるかもしれないが、Windows Live IDさえあれば迷うことなく設定を進められるはずだ。

 次回は実際にBPOSを使いながら、そのメリットを紹介していきたい。なお、サーバーの管理なんてしたことがないという人でも使えるよう、分かりやすく解説していく予定だ。

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