タッチセンサー式のスライダーは健在
操作インターフェイスを見ていくと、背面にモードダイヤルと動画用の撮影ボタン、本体上部にズームレバーと静止画用のシャッターボタンが配置されている。
液晶を開くと、ディスプレーの横にEverioの操作インターフェイスの特徴にもなっているタッチセンサー式のスライダーである「レーザータッチオペレーション」が見える。メニューなどを表示させた際、この部分で指を上下に滑らせるとそれに追従してメニュー項目が切り替わるというもの。十字キーなどでメニューを操作するよりも直感的で分かりやすい。
従来機と同様、動画分割と選択部分のコピーが可能な本体での動画編集や、対応する外付けHDDを接続してのバックアップ、DVDライターを使ったDVD作成といった機能も引き続き搭載されている。
専用ソフトウェアとして「Everio MediaBrowser HD Edition」が同梱されている。このソフトウェアでは撮影した動画や静止画をパソコンにコピーして管理できるほか、再生やDVDの作成といった機能も持つ。iPodやiPhone用に動画を変換したり、YouTubeへ動画をアップロードするといったことも可能だ。
実売価格は12万円前後で、Everioのラインナップの中では最上位モデルとなる。高画質で1080pが撮影できるビデオカメラも低価格化が進んでおり、10万円を切る製品も珍しくない。基本性能だけで言えば、やや値段が高い感じもする。
しかし、ハイスピード撮影や静止画の高速連写、そしてボディの高級感といったところは、他の製品には見られないEverioの尖った部分であり、大きな魅力である。その魅力を理解できるかどうかが購入のポイントだろう。
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