最高600コマ/秒のハイスピード撮影機能を装備
機能面で目に付くのは、ハイスピード撮影と静止画撮影時の連写といった高速撮影のための機能だ。ハイスピード撮影というと、カシオのデジタルカメラ「EX-F1」に搭載されて話題になったが、ビデオカメラでこの機能を持っている製品は意外と少ない。
ちなみにCMOSはCCDよりも各画素に蓄積された情報を高速に読み出せるという特性があり、これを活かした機能だと言える。
ハイスピード撮影は120コマ/秒、300コマ/秒、600コマ/秒の3つのモードが用意されている。最大記録時間は120コマ/秒と300コマ/秒が4秒、600コマ/秒では2.4秒だ。
実際に撮影してみるとかなりおもしろい動画が撮れる。普段から頻繁に利用するような機能ではないが、この機能を使ってどんな非日常的な動画を撮るのかといったことを考えるのは楽しい。
一方、静止画の高速連写は15コマ/秒、7コマ/秒、2コマ/秒の3種類のモードが用意されている。15コマと7コマ/秒での撮影は連続6コマと制限が厳しいのは残念だが、それでも素早く動く被写体の一番よい場面を切り取りたいといった用途で便利なのは間違いない。
GZ-X900は動画撮影中の静止画撮影にも対応しているが、こちらでも高速連写が可能となっている。さすがに画素数は530万画素相当まで落ちてしまうが、最高で60コマ/秒(連続11コマまで)の連写が可能で、決定的な瞬間を動画でも静止画でも記録できる。
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