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物欲AVコモノ道 第7回

トンガり続けるEverioの新モデル「GZ-X900」

2009年05月22日 16時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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素直な色味と高い解像感を実現

「コニカミノルタHDレンズ」を搭載。光学5倍ズームが可能だ

「コニカミノルタHDレンズ」を搭載。光学5倍ズームが可能だ

 撮像素子は1/2.33型1029万画素のCMOSセンサーで、動画において1080pを問題なく撮影できるのはもちろん、静止画でも3456×2592ドットでの記録が可能だ。これに組み合わせられるレンズは「コニカミノルタHDレンズ」で、焦点距離は35mm換算で38.3~191.5mm(静止画)の光学5倍ズームになっている。

 どちらかというと広角寄りのレンズのため、被写体とあまり離れられない屋内での撮影や、眼前に広がる風景を中心に撮りたいなどといった場面では便利である。ただ倍率は5倍と控えめで、遠い被写体を大きく撮影するといったケースでは物足りない。お遊戯会や運動会など、遠くにいる我が子をしっかり写すといった用途よりも、日頃から気軽に持ち歩き、必要な場面でサッと取り出して記録するビデオカメラだと言えるだろう。

 画質モードはUXP(ビットレート24Mbps)、XP(17Mbps)、SP(12Mbps)、EP(5Mbps)の4種類が用意されている。いずれも1920×1080ドットのフルハイビジョン画質だ。

動画を切りだした静止画。左がUXPモード(24Mbps)で右がSPモード(12Mbps)の画像。解像度は1920×1080ドットで変わらない

 実際にUXPモードとSPモードで撮影したサンプル(静止画)を掲載した。目立つのは解像感の高さで、細部のディテールもしっかり再現されており、シャープな映像に仕上がっている。レンズの解像度の高さを実感できる部分だ。一方色味は実際の色が素直に再現されており、派手さはないものの見ていて安心感がある。

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