このページの本文へ

eラーニングビジネス市場、前年度比12.7%増の665億円と好調に推移

2009年04月30日 05時15分更新

文●通販旬報社

  • この記事をはてなブックマークに追加
本文印刷

 矢野経済研究所は、eラーニングビジネスについて調査を実施し、結果を発表した。

 この調査では、「eラーニング」を「ネットワークとパソコンを利用した学習形態」のみに限定せず、携帯ゲーム機、携帯電話、携帯型デジタル音楽プレイヤー、学習用ソフトウェア(ゲームも含む)、衛星通信等を使用した学習形態を含め、「eラーニング」としている。

 2008年度は、インターネット・イントラネットを使用したラーニングが前年度比12.7%増の665億円と好調に推移する見込み。2008年度の「国内eラーニング市場」全体の市場規模は、前年度比2.1%減の1,313億円となる見込みになった。しかし、インターネット・イントラネットを媒介とした「狭義のeラーニング市場」の規模は、前年度比12.7%増の665億円と堅調に推移する見込み。

 2008年からの世界的な景気悪化により市場拡大が阻害され、2009年度は前年度比ほぼ横ばいで推移すると予測する。しかし、B to Bでは企業の研修コスト削減によるeラーニングへの切り替えが期待され、B to Cでは、携帯ゲーム機での学習スタイルの定着等により、市場は今後も一定の規模を保ちながら推移していく見通し。

Web Professionalトップへ

WebProfessional 新着記事