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物産展、人気の都道府県は「北海道」「沖縄」

2008年10月28日 06時19分更新

文●通販旬報社

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 アリババ(香山誠社長)は、2008年10月6日~10月7日の2日間、過去に百貨店やデパートの物産展に行ったことのある20代~50代の男女に対してインターネット調査を実施、計300名(男女各150名)の回答を集計した。

 物産展はデパート・百貨店の催し物でのなかでも非常に人気があり、今回の調査では、現物産展でよく購入されているものや人気のある都道府県などについて調べた。

 物産展といえば、どの都道府県をイメージするかと複数回答形式で聞いたところ、全体ではトップが「北海道」91.0%、2位「沖縄県」40.0%、3位「鹿児島県」17.3%となり、「北海道」と「沖縄県」が物産展をイメージさせることにおいて圧倒的なブランド力を見せるという結果になった。

 また、東国原知事の広報活動で有名な「宮崎県」は4位16.7%となり、5位「京都」15.7%よりも上位。6位以下をみると「青森県」12.7%、「長崎県」11.0%、「福岡県」10.3%、「秋田県」8.3%、「山形県」7.7%、「熊本県」7.7%となり、上位6位から10位はすべて東北地方と九州地方だった。両地方の物産展のイメージが強いことが明らかになっている。男女別では、男女とも1位が「北海道」(男性90.7%、女性 91.3%)、2位が「沖縄県」(男女とも40.0%)となったが、男性の3位は「鹿児島県」18.7%、女性の3位は「京都」20.0%となり、3位以下は男女で異なる傾向があることが分かった。

 最も行きたいと思う都道府県の物産展の理由を聞いたところ(複数回答形式)、「北海道」の物産展に最も行きたいと回答した202名の理由は、1位「その都道府県の特産品の食べ物はおいしいそうなイメージがあるから」58.9%、2位「その都道府県の特産品の食べ物に関心があるから」45.5%、3位「その都道府県の特産品の食べ物が好きだから」45.0%となった。一方、「沖縄県」の物産展に最も行きたいと回答した32名の理由は、1位「その都道府県の特産品の食べ物に関心があるから」40.6%、2位「その都道府県は独特のカラーがあるから」37.5%、3位は同率で「その都道府県の特産品の食べ物が好きだから」「その都道府県に関心があるから」34.4%となった。

 なお、物産展といえば、どのデパート・百貨店をイメージするかと複数回答形式で聞いたところ、全体ではトップが「三越」24.7%、2位が「高島屋」 23.0%、3位が「そごう」19.3%。地域別では、関東地方のトップが「高島屋」31.3%、2位が「三越」26.7%に対し、東海地方のトップは「松坂屋」66.7%、2位が同率で「高島屋」「三越」38.9%、近畿地方のトップは「阪急」44.4%、2位が「大丸」34.9%となり、物産展をイメージするデパート・百貨店は、地域によって大きく異なっていた。また、購入のトップは男性の購入率も高い「洋菓子・和菓子」52.3%だった。

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