このページの本文へ

ヤフー、産総研との共同研究によるフィッシング対策技術搭載のオークションバージョンを実験

2008年06月26日 03時05分更新

文●通販旬報社

  • この記事をはてなブックマークに追加
本文印刷

 ヤフーは、独立行政法人 産業技術総合研究所(産総研)との共同研究の成果であるフィッシング対策技術を搭載したフィッシング防止ブラウザの公開テストを開始する。

 公開テストでは、Lunascapeの協力のもとで開発した、新しい認証プロトコルを実装した専用のブラウザ「Lunascape for Yahoo!オークション バージョン2.0」を使用。公開テスト参加者に専用ブラウザを使ってログインしてもらうことで、公開テスト専用のサービス「お試し版Yahoo!オークション『新技術公開テスト用』」を利用できるようにした。公開テストで動作に関する不具合などを検証し、実運用に向けた改良に役立てていく。

 Yahoo! JAPANでは、フィッシングと呼ばれる手口に対して、パスワードや個人情報を不正利用される被害を防止するために、ログインシールやYahoo!ツールバー「フィッシング警告機能」などの機能を提供してきました。今回、公開テストを行う新認証技術は、産総研とYahoo! JAPANが2006年1月から進めてきたインターネットにおけるセキュリティ強化技術の共同研究の成果で、フィッシング被害を防止するための抜本的な解決策となるものと考えている。将来のインターネットにおけるパスワード相互認証の技術標準として、広く普及することを期待していると述べている。

 

Web Professionalトップへ

WebProfessional 新着記事