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おサイフケータイ、PHSでも利用可能に

2008年05月28日 02時38分更新

文●通販旬報社

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 ウィルコム(株)が今年度中をメドにモバイルFeliCa対応のPHS端末を発売することが明らかになった。

 同社代表取締役社長の喜久川政樹氏が、26日に行なわれた記者会見で、QuickPay、ANAおよびJALの航空機の搭乗券、Edy、モバイルSuica(2009年度上期)などに順次対応していくとコメントした。

 喜久川氏は、会見の冒頭で高度な進化を遂げたのに世界市場では孤立している日本の状況が、「ガラパゴスケータイ」(ガラパゴス諸島は、島国であるゆえ独自の進化を遂げた生態系が生じている)などと揶揄される点に言及。ウィルコムは、いたずらに端末の高性能化や、付加的な利用の拡充ばかりを求めた商品開発を行なわないと明言した。

 これを踏まえ、FeliCaに関しては、すでに国内ではすでにサービスがすでに浸透し、生活密着のための必須機能と認識していると述べた。

 なお、具体的な搭載端末に関しては、基本的には(次世代ではなく)現行のPHS端末で展開することで合意しているが、Windows Mobile搭載のスマートフォンではなく、それ以外のOSを搭載した端末での採用が最初になるのではないかと言及するにとどまった。

 

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