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ドコモ・ドットコムの「モバイルECサイト調査」、書籍・雑誌についてはモバイル購入が定着

2007年12月26日 03時09分更新

文●通販旬報社

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 NTTドコモの100%子会社のドコモ・ドットコム(高橋 健社長)は、モバイルECサイトに関する調査を行った。iモードでのオンラインショッピングで商品購入経験のある人、全国16歳以上のNTTドコモiモードユーザー900人に対して、利用実態に関する調査を試みた。

 調査期間は、2007年10月10日~2007年10月14日(PC調査)、2007年10月3日~2007年10月15日 (MOBILE調査)。

 これによると、書籍・雑誌についてはモバイル購入が定着。洋服、化粧品、ダイエット食品は非目的買いの人が多い傾向にある。

 購入経験のある商品ジャンルをみると「書籍・雑誌」が45.6%と前回の調査より10%近く伸びており、徐々に書店での直接購入からモバイル購入の比率が高まってきていることがわかった。増加理由としては「携帯電話の持ち運びに便利な手軽さ」や「ポイントが貯まる」ということが挙げられている。

 書籍・雑誌のほか、購入の多い商品ジャンルは「食料品・飲料・酒類」(36.7%)、「CD・ビデオ・DVD」(36.0%)、洋服(26.9%)と続いている。購入パターンの傾向をみると、「書籍・雑誌」、「CD・ビデオ・DVD」は、目的買いの人が多くアクセスしている。一方「洋服」、「化粧品・香水・ヘアケア用品」、「ダイエット食品・用具」は、サイト内をウィンドーショッピング的に楽しみながら商品購入にいたるという、非目的買いの人が多い傾向にあった。

 具体的にiモードショッピングの利用シーンとしては、「自宅でくつろいでいる時」(58.2%)が最も高く、次いで「昼休み・休憩時間中」(30.2%)、「夕方~夜の帰宅時」(25.1%)の順。

 また、購入経験のある商品ジャンルとして「書籍・雑誌」が45.6%と最も高く、以下、「食料品・飲料・酒類」(36.7%)、「CD・ビデオ・DVD」(36.0%)、洋服(26.9%)、「チケット予約(交通)」(21.2%)だった。年代別にみると、30歳以上で「食料品・飲料・酒類」が高く、また、30~39歳では「日用品・雑貨」の高さが目立ち、性別では、男性が「書籍・雑誌」(56.0%)、女性では「洋服」(37.6%)、「化粧品・香水・ヘアケア用品」(32.4%)とそれぞれが顕著に高い。

 iモードショッピングでの最高購入金額は、「1万~5万円未満」(30.7%)、「5,000~1万円未満」(30.3%)、「1,000~5,000円未満」(26.9%)が多くを占め、5万円以上の高額購入者の割合は9.8%にとどまった。性・年代別にみると、男性30~49歳で5万円以上の高額購入者の割合が高い。

 なお、最利用ショッピングサイトとしては、「楽天市場」(43.7%)が突出。以下「Yahoo!ショッピング」(11.3%)、「Amazon」(7.8%)だった。ショッピングを利用する際の重視点として、「商品の画像が複数あり詳細がわかる」(53.5%)、「セキュリティ技術により情報が守られていることがわかる」(50.0%)がともに5割を超え、「送料に関する情報がわかる」(45.8%)がその後に続いている。

 

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