日本通信(株)は9日、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモとの相互接続による、企業向けMVNOサービス「ケータイPC化サービス」を12月に提供開始すると発表した。
ケータイPC化サービスは、会社のメールアドレス宛てに送信されたメールを携帯電話機で受信したり、携帯電話機から会社のメールアドレスを送信元としてメールを送信できるサービス。携帯電話機でメールを送受信する場合、通常は携帯電話キャリアーのメールアドレスを利用しなければならないが、このサービスを使えば社内LANに接続したパソコンと同じように、会社のメールアドレスでメールの送受信が直接行なえる。
また同サービスでは、インターネット接続時にiMenuの替わりに会社のグループウェアに直接接続することも可能となる。
利用料金は1メールアドレスあたり月額1600円。また企業と日本通信の間で専用回線を設置する必要があり、その設置費・工事費などが別途必要になる。
サービス開始時の対応キャリアーはNTTドコモのみ。対応機種はFOMA携帯電話機。同社ではKDDI(株)、ソフトバンクモバイル(株)に対しても、サービス提供に向けた相互接続の申し込みを行なっているという。