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初めてからの自転車生活 第9回

自転車以外に必要な装備も知ってほしい

2009年05月30日 15時00分更新

文● 樋山 淳

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 パンクをした時、予備のチューブを1本持っているだけで安心感も違います。お金がある人は「まぁ、自転車屋に持ち込めば直してくれるから」って考えがちですが、街の自転車屋さんの中にはパンク修理3000円とか取るところもあったり、そもそもやってくれないということもあるので、油断はできません。また、運悪く自転車屋さんが近くになかったら、家の人に迎えに来てもらうという情けないことになりかねません。本来はきちんとした空気圧を入れておけば、そう簡単にパンクなんてしないもんですが、もしものために用意しておくのは大切です。無論、自分でパンク修理ができるようになっておくことが前提ですが(パンクの修理方法に関しては改めて記事にします)。

左から、予備のチューブ、ハンディタイプの工具、ボンベ式の空気入れ、タイヤ/チューブをホイールからはがすタイヤレバー

手で入れるタイプも常備しておくといざというときに心強いでしょう

 また、これから夏になると、どんどん気温が上昇し、路面の温度も相当高くなります。1時間程度しか乗らないとしても相当な汗をかくことは間違いありません。その場合、町中であれば自販機でジュースを買うという手もありますが、毎日自販機のお世話になるのも結構な出費にもなります。そういった場合、ウォーターボトル(一般的にはボトルという言い方でも構いません)を自転車に積んでおけば、飲みたい時に飲めて便利です。

左から真空保温ボトル、POLARの通常のボトルと保冷剤が巻いてあるボトルです。また、2本常備しておけば、1本を熱くなった体をクールダウンするために使えます

 夏場、暑くなってきたときには、15分おきぐらいで水を飲むようにしないと熱射病になることもあります。その場合、ただの水よりはスポーツドリンクなどを入れておいた方が、汗と一緒に出てしまったものを摂取できます。また、秋から冬にかけては、真空保温ボトルに暖かい飲み物(お湯でも構いません)を入れて置くと、寒い場合などに有効です。

 それ以外にも、日焼け止め(特に効果の高いもの)を常備しておくことや、照り返しなどで目をやられないためにスポーツ用サングラス、汗などを拭くハンドタオル、意外に知られていないですが、急に寒くなった時に腹に入れる新聞紙などを用意をしておくと良いでしょう。また、通勤・通学などで自転車を使うのであれば、予備の着替えや消臭剤や制汗剤などがあると、出先でも汗が気になりません(個人的にはAG+がお奨め)。

 こういったものをそろえると結構な荷物になりますので、メッセンジャーバックなどを事前に購入しておくのも手です。

さて、次回に続くわけですが

 次回は、「まぁあったら良いよね」的な備品を紹介します。特にメンテナンス装備などの紹介になりますが、高い自転車を自転車屋さんで整備してもらうのもいかがなものかと思いますので(もちろん自転車屋さんがダメなワケではありません)、そこそこの整備は自分でできるようになっておきたいものです。


ライター紹介:樋山 淳


 ソフトウェア会社から出版社、そして出版社からソフトウェア会社に移籍し、現在は編集会社に勤務の傍ら、IT系の記事や書籍などを執筆している。猫2匹と奥さんの4人家族である。ブログ「Computer You Relax


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