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XPと本気でさよならするための Windows 7特集 第5回

あのマシンでも動く? Windows 7インストール実験【前編】

2009年05月17日 14時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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OS自体はきちんと動くが、追加ドライバーが入らず

 拍子抜けするほどあっさりMacに入ったWindows 7。デバイスマネージャーを確認してみても、ウェブカメラ「iSight」に黄色い警告が付いている以外は、FireWire(IEEE 1394)も無線LANもきちんと動作している。Windows用のUSBマウスとキーボードをつなげれば、そのまま動作した。

MacBook Proのデバイスマネージャー

MacBook Proのデバイスマネージャー。ほとんどのデバイスが自動でインストールされて、きちんと動いている

Windowsエクスペリエンスインデックスの値

Windowsエクスペリエンスインデックスの値。特筆するほど速くはないが、快適に動かすには十分

 しかし問題がないわけではなかった。Windowsインストール後にMac OS XのDVDから導入するよう指示されているBoot Campの追加ドライバーがインストールできないのだ。これが導入できないと、タッチパッドのマルチタッチ機能や本体キーボードでの特殊操作ができなくなる。

「既知の互換性の問題」があるとして、インストールできない

追加ドライバーのセットアッププログラムを実行しても、「既知の互換性の問題」があるとして、インストールできない

 セットアッププログラムを実行すると、「既知の互換性の問題」があるとして、インストールが進まない。つまり、追加ドライバーに互換性問題があることは、マイクロソフト側が把握しているということになる。個別にVista用のドライバーをインストールしようとしてみたが、これも結局失敗した。Windows 7の製品版が完成するまでに、アップルとマイクロソフトによって問題が解決されることを期待するしかない。

 追加ドライバーの問題があるため、Windowsキーボードの機能をMacBook Pro本体のキーボードに割り当てる機能などが使えない。またサウンド機能に関しても、一見動いているように見えながら、内蔵スピーカー、ヘッドホンのどちらも音が再生されないという現象が起きている。

 とりあえず使う程度には問題ないものの、アップルからの対応ドライバーが登場するまでは、MacBook ProでWindows 7を使うのは制約が多そうだ。

ハードウェア ソフトウェア
主なハードウェアは正常動作。追加ドライバーが必要なものはアウト 評価なし。ハードウェア側の解決待ち


後編に続く

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