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表示形式をマスターしてExcel仕事をスムーズに! 第4回

Excelで日付や時刻の計算ができる表示形式

2009年05月15日 09時00分更新

文● 尾崎裕子、アスキー・ドットPC編集部

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これぞ奥の手! TEXT関数で表示をあやつる

 TEXT関数でデータ表示形式を変えてみよう。式の中で使う記号は表示形式と同じ。表示形式と違うのは、見かけだけ変えるのではなく、計算によってデータそのものが変わる点だ。


日付を「/」(スラッシュ)なしでスイスイ入力

 日付を、年・月・日を区切る「/」(スラッシュ)なしで入力し、それをTEXT関数を使って「/」を付けた日付データに変えてみましょう。

TEXT関数で「/」の付いた日付データに変える

「入力」欄に区切りの「/」なしで入力した日付を、TEXT関数で「/」の付いた日付データに変える

 TEXT関数は、データを表示形式が設定された「文字列」に変える関数です。引数「値」には元のデータを指定し、引数「表示形式」は「ユーザー定義」と同じ記号を使って指定します。

 ただし、TEXT関数の場合は表示形式の前後は必ず「"」で囲みます。また「/」や「:」などの文字をそのまま表示させたいときは、その直前に「!」を付けます。

TEXT関数で「/」の付いた日付データに変える

「入力」欄に区切りの「/」なしで入力した日付を、TEXT関数で「/」の付いた日付データに変える

文字列操作関数
書式=TEXT(値,表示形式)

 TEXT関数は、値を表示形式を指定した文字列に変える関数。引数「表示形式」には「ユーザー定義」と同じ記号を使い、前後を「"」で囲む。結果は文字列になるので、数値「1」を掛けて、数値に変換している。


ひと押しコラム
時刻を「:」なしで入力する

完成図

時刻に自動的に「:」が付く

 区切りの「:」を省略して入力した時刻もTEXT関数で時刻に直すことができる。式の中の「!」は次の1文字をそのまま表示させる記号。

書式

自動的に「:」を表示するための書式

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