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BDも綺麗にする「超解像」技術に迫る!

開発陣を直撃! 東芝REGZAの「レゾリューションプラス2」

2009年05月22日 13時00分更新

文● 折原一也

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フルHDの外部入力に対しても精細感を向上させる
「レゾリューションプラス2」

「メタブレイン・プレミアム」

REGZA ZX8000シリーズで採用された高画質回路「メタブレイン・プレミアム」

 「レゾリューションプラス2」を実現するには、まずは1920×1080ドットの信号として入力された映像のオリジナルが地デジ映像なのかDVDなのかSD放送なのか、本当の素性を判別してから超解像処理をかける必要がある。この判別では、東芝の「メタブレイン」ではお馴染みのヒストグラム解析が活躍する。

図版

周波数ヒストグラムの特性により、ソースがDVDかBDかを判断し、それぞれに合った形で高域周波数を補正する

 東芝REGZAの映像エンジンである「メタブレイン」は、映像情報に対してヒストグラムを取得して、高域、中高域、中低域の内容を分析する。この周波数ヒストグラムには例えば、BDのように最初から1920×1080ドットのソースは高周波数のゲインが高く、DVDなどはアップコンバートしても中低域周波数が高くなるという特性がある。映像ソースの正体が判明する。

 「映像の検出は単純に1:0で判別するだけでなく、映像特性に応じてリニアに検出する機能を持たせています」(住吉氏)ということで、例えばフルHDではない1440×1080ドットのビデオで撮影した映像のようなケースにも自在に適応できる。

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