Maiderlandのメイドさんに話を聞いてみた
この日にMaiderlandで給仕をしていたメイドさんは、メイド長の小貝さんと、同店のオープニングスタッフの車さん、近々コスプレデビュー予定というジャニーズファンの遥さんの3人。この3人のメイドさんに香港のメイド喫茶を取り巻く環境やお店のコンセプトなどの話を聞いてみた。
─―香港ではメイド喫茶は受け入れられていますか?
香港にはMaiderlandを含めてメイド喫茶は2店舗しかなく、まだ一般の人に認知されているとは言いがたい状態です。一般の人の中には怪しいお店と勘違いしている人もいます。そのため、来店されるお客様のほとんどはオタクの人です。
―─やはり男性が多いですか?
男女の比率を取ったことはありませんが、7割くらいが男性です。さまざまなオタクの人が来店して、この場所をオタク同士の交流の場として使っていただいております。
─―香港ではオタク同士の交流する場として機能しているのでしょうか?
アニメや漫画、ゲームなどを好きな人が集まって、情報交換や交流の場にしていければ嬉しいと思っています。また、同じ趣味を持つ新しい友人を持てる場にもしていきたいです。
─―メイド喫茶をやっていて苦労したことはありますか?
メイドの人数も少ないので、お客様がたくさんいらっしゃった際は大変ですが、メイドが好きなので、苦労というほどではありません。とはいえ、まだ香港のマーケットは小さく、これから一般の人にメイド喫茶というものを認知してもらうことに苦労しそうです。
─―やはり一般の人にメイド喫茶を知ってもらうのは大変ですか?
メイド喫茶ではありませんが、お金を稼ぐためにメイド服を着ただけといったサービスをするお店もあるので、メイド喫茶はそういったお店ではないと認知してもらうのは大変です。ただメイド服を着ているだけではない、本当のメイド喫茶というものを知ってもらいつつある状態です。
─―最後にメイド喫茶の魅力をお願いいたします。
車:同じ趣味を持つ人と知り合い、交流できることです。
遥:お人形さんみたいな普段は着れないレースがたくさん付いた可愛い服を着れることです。
小貝:メイド喫茶がオタク同士の交流の場を担ってくれていること。そんな場所で働けることが魅力です。
※取材協力
Maiderland
http://maiderland.jc-lab.org/
住所:九龍旺角彌敦道583號3樓
營業時間:13:00-22:00