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今日から始める! iTunes「どこでも音楽生活」

2009年05月12日 17時30分更新

文● 宮下英之、広田稔/ASCII.jp編集部

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音楽サーバーを便利にする3つの小技

 さて、前ページで設定した内容でできるのは、メインマシンの音楽を「聴く」ことだけ。より便利に活用するために、必要に応じて下記のように設定しておくといいだろう。


1.省エネ設定を実行

 音楽ライブラリを集約するサーバー側のマシンは、基本的にずっと起動していることになる。ただ、パソコンのディスプレーをずっと表示させておくのは省エネの観点でもよろしくない。Mac OS Xなら「システム環境設定」の「省エネルギー」でディスプレーやHDDをスリープさせるように設定しておこう。

省エネルギーの設定

「ディスプレーがスリープするまでのコンピュータの待機時間」スライダーを5分程度に設定し、「可能な場合はハードディスクをスリープさせる」にチェックを入れる。マシン自体をスリープさせると音楽が聴けなくなるので、「コンピュータのスリープ」は「しない」に設定しておく


2.CDの自動読み込みをオンにする

 省エネという観点では、待機時13Wで、従来モデルより45%消費電力量が削減された「Mac mini」が音楽サーバーに向いているだろう(Apple Storeで見る)。小型の本体なので、リビングにあるテレビ台に収納して、大画面テレビとステレオにつなぐという使い方にもピッタリだろう。

 そうしたディスプレーを持たないMac miniで特に設定しておきたいのが、音楽CDの自動読み込みだ。iTunesの環境設定で「CDを読み込んで取り出す」を選んでおけば、いちいちディスプレーやテレビを点けないでも、CDをスロットローディングドライブに差し込むだけで、音楽を変換してディスクを排出してくれるようになる。

Mac mini

ずっと起動しておくiTunesサーバーなら、省エネ仕様になった最新のMac miniが向いているだろう

CDを読み込んで取り出す

「CDをセットしたときの動作」を「CDを読み込んで取り出す」にセットするだけだ


3.画面共有やファイル共有をオン

 手元の「子機」にある音楽ファイルを、「親機」であるマシンのiTunesライブラリに登録したい……と言うときは、とりあえずUSBメモリーなどにコピーして移すのが手っ取り早いだろう。

 しかし、親機の元まで行くのが面倒、もしくは先のMac miniのように画面なしでも動作できるというケースでは、Mac OS X 10.5の「画面共有」機能を使う手がある。

 Mac OS X 10.5同士の画面共有はかなり反応が速く、無線LAN経由で画面を引っ張ってきても、普通のデスクトップのような使い勝手を実現している。マウス操作、および英語/日本語のキーボード入力にも対応しているため、ファイルを登録した後に遠隔操作でタグ情報を編集ということもできるだろう。

 ただ、画面共有だけではファイル自体が転送できないので、「ファイル共有」も併用することになる。設定さえ済ませれば、操作としては、音楽ファイル自体を親機に転送し、画面共有を使ってドラッグ&ドロップでiTunesに登録するという感じだ。


a.親機でファイル共有を設定

親機側の「システム環境設定」を開き、「共有」パネルをクリック

(1)の「ファイル共有」にチェックを入れて、(2)の「共有フォルダ」でホームフォルダーを指定しておく

b.親機で画面共有を指示

続けて同じ「共有」パネルで、(1)の「画面共有」にチェックを入れる。(2)の「アクセスを許可」欄で「次のユーザのみ」を指定し、「+」ボタンを押して現れたリストから自分のユーザーを選択しよう。これで親機側の設定は完了だ


c.子機から親機に接続

子機のMacで適当なフォルダーを開き、サイドバーの「共有」項目にある親機をクリック

右上に現れた「別名で接続」ボタンを押し、親機で使っているユーザー名とパスワードを入力する

親機のフォルダーが開いたら、デスクトップなど、適当なフォルダーに転送したい音楽ファイルをコピーする


d.画面共有でiTunesにファイルを登録

再び子機の「共有」項目から親機を選び、「画面を共有」ボタンをクリック。許可したユーザー名とパスワードを入力すると……

親機の画面が現れる。あとはiTunesを起動して、画面に曲をドラッグ&ドロップすれば登録が可能だ。必要であればプレイリストなどの追加も済ませておこう

 Mac OS X 10.5の画面共有は、パソコンの画面を遠隔操作するためのソフト「VNC」にも対応している。今回、Windows Vista/XPでも「RealVNC」を使って試してみたのだが……。画面の書き換えが遅くてあまり実用的には感じられなかった。ほかのVNCクライアントを利用すればうまくいくのかもしれないが、そうした苦労をするなら、USBメモリーで音楽ファイルをコピーするほうが手っ取り早いだろう。

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