イントラクラウドに対応した
4つの製品
今回desknet's Orchestraに対応したのは、エイトレッドのワークフロー「X-point」、オウケイウェイヴのQ&Aサービス「OKWave」、オーシャンブリッジの文書公開・共有機能「Net-It Central for desknet's」、デジタルナレッジのeラーニング「Knowledge Deliver SaaS+」の4社の製品。
OKWaveをガジェットで使う
OKWaveのガジェットは、基本的にはOKWaveのQ&A検索ができるものだが、そのほかOKWaveに寄せられた最新の質問のチェック、OKWaveのスタッフが選ぶおもしろいQ&Aのチェック、“関心カテゴリー”を設定できるなど、ちょっとした仕事のヒントとして使えるようになっている。
desknet'sで共有文書を読む
オーシャンブリッジからは、desknet's上で簡単に文書共有とファイルの高速表示が可能な製品「Net-It Central for desknet's」が提供された。
これは、ユーザーがファイルサーバーに保存した文書を、フォルダごとdesknet'sのガジェットに自動公開し、クリックすればWebブラウザー上のビューアで高速表示ができてしまうという優れものだ。Net-It Central for desknet'sには、姉妹品として、Officeファイルに張り込まれた画像ファイルのみを圧縮してファイルサーバの容量を節約する「NXPowerLiteファイルサーバエディション for desknet's」も用意されている。
Net-It Central for desknet'sは、「Lite」(初年度90万円、2年目以降年間保守サポート料15万3000円)、「コーポレートエディション」(初年度240万円、2年目以降年間保守サポート料40万8000円)、「アンリミテッドエディション」(初年度360万円、2年目以降年間保守サポート料61万2000円)のラインナップが存在する。NXPowerLite ファイルサーバエディション for desknet'sは、ユーザー数50が10万円から。
教育機関もdesknet's対応が可能
デジタル・ナレッジの「KnowledgeDeliver SaaS+」は、教育機関用のe-ラーニングシステムだ。SaaSで提供されるため、採用する教育機関は自前でサーバなどを持つ必要はない。かれらの過去3年の納入実績は293法人に上るが、ECサイトやケータイ、SNSといった周辺機能も用意されている。今回desknet'sには、ガジェットという形で対応したわけだが、これによって採用教育機関のe-ラーニングのチャネルが増え、受講率アップ効果を期待している。
最後に、エイトレッドの「フォーム・アプリケーションサーバー X-point」だが、これはワークフローのシステム。desknet'sには、ガジェットによってフォームライブラリやワークフローの件数通知、検索機能が提供される。
ここで大きいのは、desknet'sにログインすればX-pointにもログインしたことになるシングルサインオンだろう。desknet'sによるイントラクラウドは、「単にdesknet'sにガジェットを貼り付けただけ。1画面に機能を寄せ集めただけ」のように思えるが、このように、シングルサインオンをはじめ、データの連係までを見据えた動きにこそ、その真価が発揮される。ネオジャパンは、今回の4社だけではなく、第2弾、第3弾と、協業が続いていくとしている。