長～く使える極上のPCケース2009 第2回

イケてるケース、ナイスなケースを紹介！

長～く使える極上のPCケース2009【クーラーマスター編】

HAF 932

●URL：http://www.coolermaster.co.jp/cmjproductcase/haf.htm
●実売価格：2万5800円前後

23cmファンを3基も搭載
さらに水冷システムも装着可能

　23cmファンを前面/側面/上面に搭載した、強力な冷却性能を誇る大型ゲーマー向けケース。右サイドパネル以外の5面すべてにファンを搭載できるほか、冷却水補給口を上面に設けるなど、水冷システムとの親和性も重視している。ワンタッチ式の光学ドライブ固定など内部構造は同社のSNIPERとほぼ同じで、メンテナンスのしやすさも魅力。側面、上面は標準搭載の23cmファン以外にも、12cmファンを搭載できるなど、冷却のカスタマイズ性の高さにも注目したい。

ケースの幅は243mmと、23cmファンを搭載できるギリギリに近いサイズ。また、5インチベイの両サイドを一段へこませたデザインとすることで、ケースの幅を感じさせない。前面端子にはUSB×4、IEEE1394、eSATAなどを備える

上面には大きめの電源ボタンを備えるほか、後部に23cmファンを搭載。もちろんこの上面の幅もファンの幅いっぱいに設計されている

サイドパネルには透明窓を装備。内部が見えるのはCPU＋メモリー近辺のみ、と感じるが、サイドファンを搭載しているメッシュ部分からも内部はよく見える

内部は電源ユニットを（標準では）ケース下部に搭載する以外、とくにめずらしい配置ではないと感じるが、ケース上部分の空間に注目したい。実はこの空間には大きな理由がある

ケース上面には、水冷システム搭載時にクーラント補給口として使える開口部を備える。補給口部分は、普段はラバー製のカバーで覆っておける。このカバーは滑り止めにもなっており、小物トレーとして意外と重宝する。なお、クーラント補給口は“ただ単にケース内部に向かって開いている穴”なので、工夫次第でさまざまな水冷システムに対応できる。逆に、クーラント補給口の位置が定まっている5インチベイ内蔵水冷ユニットなどは、対応しにくい

(次ページへ続く)