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これぞ定番! iMac+iPod touchで始める音楽生活

2009年05月08日 16時00分更新

文● 宮下英之、広田稔/ASCII.jp編集部

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3.容量か音質か ビットレートにこだわるべし!

 iPod touchでは音楽だけでなく、写真やビデオ、アプリなどさまざまなコンテンツを楽しめる。たくさんデータを転送していると、特にディスク容量の少ない8GBモデルでは「もう空き領域がない……」ということが起こりがち。よりシビアにこだわるなら、音楽の圧縮方法を見直してみるのもいいかもしれない。

 最新のiTunes 8.1.1では、標準の圧縮方法がAAC形式の「iTunes Plus」(ビットレートは256kbps)に変わっている関連記事)。バージョン8以前はビットレートが半分の128kbpsだったことを考えれば、かなり高音質になったと言えるだろう。

 確かに音質はいいが、その分ファイルサイズが大きくなるため、iPod touchに収録できる曲の数が減る。音質は今まで通りでいいからファイルサイズをおさえたいという人は、「環境設定」の「一般」タブにある「読み込み設定」ボタンで変更しておこう。

iTunesの「環境設定」を開き、囲みの「読み込み設定」ボタンを押すとウィンドウが現れる

CDから取り込む際に変換する形式を選択可能だ

 音楽ファイルの音質は、保存形式で決まる。音質だけを見れば、iTunesでは非圧縮の「AIFF」と「WAV」、可逆圧縮の「Appleロスレス」が高音質だ。

 AIFFとWAVはCDとほぼ同等の音質だが、そのぶんファイル容量は大きくなる。Appleロスレスは、圧縮率はAACやMP3ほどは高くないが、再生時に非圧縮と同じ音質に戻してくれる方式。オーディオ好きで高価なスピーカーなどを揃えている人なら、このAppleロスレスを利用するのが容量も節約できて音質も最高レベルなのでベストだろう。

 AACとMP3はともに圧縮することでファイル容量を減らすので、音質の劣化は免れない。AACのほうが多少高音質と言われるが、それよりも再生環境に応じて選ぶといい。iPod以外の音楽プレーヤーで再生することが多い人は、より汎用性の高いMP3のほうが安全だ。

 AACとMP3を使うときは、音質を左右するビットレートにもこだわっておきたい。容量を重視したいなら128kbpsから256kbpsくらいで聴きながら妥協点を探ろう(こちらこちらの記事も参照)。

 クラシックやインストゥルメンタルのように、高音域の楽器が多用されている曲の場合は高めに設定したい。個人的には、ジャンルを問わずAAC/MP3ともに最低192kbpsくらいは欲しい。


「整備済製品」でiPod touchを安く手に入れる

 学生割引の対象とならない社会人が安くMacを買う方法の代表格は、「整備済製品」だ(関連リンク)。何らかの理由でアップルに戻ってきた製品を修理/販売している製品で、通常の販売価格より安く入手することができる。アップル自身が責任を持って整備、クリーニングを施した良品のため、性能や外観の問題もないと言っていい。

 かくいう筆者も整備済みのMacBookを購入したが、封が開けられていること以外はほとんど新品と変わらなかった。それでいて価格は数万円レベルで安い。ひとつ難点なのは、新品と違っていつ在庫が出るかどうかが分からないこと。本ページの右側にある「Apple Storeの掘り出しモノ」でも随時お伝えしているので、チェックしてみよう。

整備済製品

整備済製品のページ。iPod touchに関しては古い第1世代のものも売っている。最新の第2世代がほしい人は、きちんと世代を確認してから購入しよう

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