Woooの魅力 その2
ネット接続でテレビを楽しむ 世界が広がる
Woooを設置する際、電源ケーブル、アンテナケーブルだけでなく、LANケーブルでルーターなどと接続すると、さらに楽しみ方が広がる。
WoooはDLNAと呼ばれる家庭内ネットワークでは標準的な仕様に対応している(下コラムに詳細)。DLNAに対応したことで、Woooに録画したテレビ番組を、他の部屋に置いたDLNA対応テレビやパソコンで再生できる。
インターネットへの接続では、最近サービスが始まった「テレビ版 Yahoo! JAPAN」へのアクセスのほか、「アクトビラ ビデオ・フル/ダウンロード」にテレビでは唯一対応しているのも特筆に値する。これは自宅にいながらビデオレンタル感覚で映像コンテンツを楽しむことができるというものだ。さらにWoooではストリーミング再生だけではなく、内蔵HDDへのダウンロードサービスにも対応しており、より高画質なコンテンツが楽しめる。
「アクトビラ」、そしてそこからアクセスできる「TSUTAYA TV」のサービス自体もここにきて充実度合いが高まっている。事実、映画(HDコンテンツ)の48時間でのレンタル視聴で1本630円と、レンタル店に行く手間を差し引かなくとも魅力的な価格とラインナップになっている。つまりWoooはこれからのテレビには欠かせない機能を、標準機能としてしっかりサポートしているのだ。
録画した番組が別室で見られるDLNAとは?
DLNAはDigital Living Network Allianceの略で、異なるメーカーのデジタル家電やPCを接続し、動画や静止画などのネットワーク経由の再生を可能にするためのガイドラインである(正確には業界団体名)。DLNAでは相互接続の部分のみを規定しているので、実際に再生できるフォーマットについては個々の機器で確認しないといけない。特に地上デジタルの録画データが再生できるかどうかは、DTCP-IPと呼ばれるプロトコルに対応している必要がある。
Woooの魅力 その3
画質はもちろん折り紙付き
「L37-XP03」では、上下左右178度の広視野角を持つIPSαパネルを採用する。パネルの性能ももちろんだが、部屋や映像の状態に合わせて最適な高画質に自動調整する新開発「インテリジェント・オート高画質」についても注目したい。
この機能は「部屋の明るさ」「部屋の照明色」「映像のシーンの明るさ」「視聴番組のジャンル」を自動検知して、最適な絵作りをするというもの。特に部屋の照明色の部分については、他社にはないWoooならではの機能だ。
このような機能を持たない従来のテレビでは昼間の明るい時間帯にテレビ画面を調整してしまうと、夜の暗い部屋では明るくなりすぎる。でもユーザーにとっては、わざわざ設定を変更するのは面倒だからそのまま使ってしまいがち。これではテレビの性能を無駄にしているだけだし、省エネ面でもマイナスである。その点、Woooであればユーザーが自分で調整しなくとも適切な画面で映像が見られて、かつ環境にも優しくなれる。一石二鳥というわけである。
Woooの魅力は「ラクチンにして高品質」と見た
日立さんから「L37-XP03」をお借りして、短期間ではあるが使わせてもらった。HDDを本体に内蔵していることやライブラリもカセットHDD「iVDR-S」で作れることで、これ一台でテレビ環境が完成してしまう。設置は電源ケーブルとアンテナケーブル、LANケーブルを繋ぐだけ。簡単過ぎる!
内蔵HDDの「たっぷり感」は特に有り難い。200時間だと1時間番組にして200本分。しかも消したくないときは、「iVDR-S」に移して保存できる。内蔵HDD(=家族)と「iVDR-S(=個人)」で使い分けたり、見せあいっこするとよいでしょう。
アスキー総研が行なった大画面テレビに関する調査では「リモコン操作の反応速度」が、ユーザーの一番の不満点であることがわかった。この部分でもWoooは待たされる感じがない。さらにメニューや番組表画面も上品な仕上がりになっている。Woooの良さは「ラクチンにして高品質」、そして生活の中に静かにとけ込む「しっくりさ」ではないかと思った。