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XPと本気でさよならするための Windows 7特集 第1回

画面で見る Windows 7 RC 最新ビジュアルツアー

2009年05月02日 19時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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コントロールパネル

Windows 7のコントロールパネル

Windows 7のコントロールパネル。各カテゴリーごとに分類する表示は、Vistaよりアイコンが減ってシンプルになった

 Windows 7のコントロールパネルは、RC版になって2つの目立った変更が加えられた。まず、β版まではカテゴリーごとに設定項目が分類された表示(ホーム)と、Windows 95以来のすべての項目表示(全項目)の2種類をボタンで切り替えられた。それに対してWindows 7 RC版では、全項目表示のボタンがなくなり、ウインドウ右上のメニューから表示方法を選択するかたちになった。

表示方法の選択

表示方法の選択。「大きい~」と「小さい~」は全項目表示で、表示サイズが異なるだけ

 また、全項目を表示した場合でも、表示される項目数がβ版時点の57個から、45個へと削減された。コントロールパネルの項目が減るというのは、Windows史上初のことではないだろうか。削減された項目は以下のとおり。

Windows 7β版での全項目

Windows 7β版での全項目。Vistaよりも増えていた

Windows 7 RC版での全項目

Windows 7 RC版での全項目。使用頻度が低い項目が削除され、やや分かりやすくなった

β版からRC版で削減された項目
ClearType Text Tuner、iSCSIイニシエーター
Tablet PC設定、Windows SideShow
オフラインファイル、ゲームコントローラー
システムアイコン、フィードバック
ペンとタッチ、音声合成
既定の位置、生体認証デバイス

 これらの多く(ClearType Text Tuner、ゲームコントローラー、オフラインファイルなど)は、コントロールパネルのほかの項目に統合されている。一方で、SideShowや生体認証デバイスは見あたらなかった。特にSideShowは利用する製品がほとんど登場しなかったので、わざわざ使わない項目をコントロールパネルに残す必要もないと判断したと推測される。

パソコンに接続されている機器を一覧表示する新項目「デバイスとプリンター」

パソコンに接続されている機器を一覧表示する新項目「デバイスとプリンター」。機器は実物に似たアイコンで表現される。デバイスドライバーに画像が用意されれば、製品そのものの画像で表示され、より分かりやすくなるだろう


アクションセンター

アクションセンター

セキュリティーからバックアップまで、パソコンのメンテナンスに関する項目を統合した「アクションセンター」。コントロールパネルからあちこちの項目をいじらなくても、ここから大半の設定や確認ができるので、管理もしやすくなる。

 コントロールパネルの改良で目を惹くのが、新しい「アクションセンター」だ。Windows XP SP2で登場した「セキュリティセンター」の拡張版で、セキュリティー(ウイルス対策、ファイアウォールなど)だけでなく、バックアップやシステムの復元、トラブルシューティング、パフォーマンス情報の確認など、パソコンのメンテナンスに関わる項目もまとめられている。

 アクションセンターに関連した小さな変更点だが、「システムの復元」機能に、選んだ復元によってどのように変更されるかを事前に確認する機能がついた。ささやかだが、より安全な復元が可能になる。

「影響を受けるプログラムの検出」ボタンが加わった

「システムの復元」で復元ポイントを任意に選ぶ際に、右下に「影響を受けるプログラムの検出」ボタンが加わった

何が削除され、何が復活するのかを事前に確認できる

このボタンを押すと、その復元を実行した場合、何が削除され、何が復活するのかを事前に確認できる

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