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Webデザイン劇的ビフォーアフター09年春版 (3/4)

2009年05月12日 09時00分更新

文●小橋川誠己/ASCII.jp

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佐川急便――目的別にサイト構造を見直し、サービス紹介サイトへ

■カテゴリー:企業・団体 ■運営元:佐川急便
■リニューアル日:3月20日 ■URL:http://www.sagawa-exp.co.jp/

 大手運送業・佐川急便のコーポレートサイトは3月20日に全面リニューアルを実施した。同社のトラックやTVCMでおなじみの新CI(コーポレートアイデンティティ)を導入。漢字表記の「佐川急便」から「SAGAWA」へとロゴを変更、ブルーとグレーを組み合わせた配色で統一感のあるデザインになった。

 リニューアルの最大の目玉は、会社案内とサービス紹介が並列に混在していたサイトから、サービス紹介を中心とするサイトへの転換だ。以前は「会社案内」「サービス」「お荷物問い合わせ」といった項目が並んでいたグローバルナビゲーションは、「送る」「受け取る」「知る・調べる」といった目的別のメニューへと変更。サイト構造もこれに合わせて変えた。「利用者の大半が貨物追跡機能を利用していることや、潜在顧客・新規顧客へ対応するため」(佐川急便)だ。

 また、リニューアルのもう一つの目的である「佐川急便の広告宣伝活動との連動強化」(同社)を図るため、トップページ中央部分にはFlashムービーを配置した。現在は、新設された「相談する」のページ(同社が提供する法人向けソリューションの紹介ページ)へ誘導するムービーが表示されている。


ACCS――イメージ一新、より親しみやすいサイトへ

■カテゴリー:企業・団体 ■運営元:ACCS(コンピュータソフトウェア著作権協会)
■リニューアル日:4月1日 ■URL:http://www2.accsjp.or.jp/

 コンピュータソフトなどのデジタル著作物の権利保護・啓発活動をしているACCS(コンピュータソフトウェア著作権協会)は、4月1日にサイトを全面リニューアルした。もっとも変わったのは、トップページを開いた瞬間に感じるサイトに対するイメージだ。

 従来のACCSのサイトは青を基調とした落ち着いたデザイン。バナーなどにはキャラクターのイラストなどをあしらっていたものの、CD-ROMやキーボードといったコンピュータをイメージした写真画像が目立ち、やや冷たい印象だった。新サイトは暖色系の配色を採用したことでこうした印象を払しょく。さらに、イラストやアイコンを活用し、柔らかく親しみやすい雰囲気になった。

 また、同時に著作権に関するFAQサイト「それは違法かも?」もリニューアルした。従来、別サイト(ASKACCS)として公開していたFAQと合わせ同サイトにまとめ、情報を充実させた。ACCSのサイト同様、こちらもシンプルなデザインながらも情報が見やすく整理され、分かりやすいサイトになっている。

著作権に関するFAQサイト「それは違法かも?」も同時にリニューアルした

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