撮影した写真の補正機能も充実
撮影に関する機能以外に多いのが、撮影後の画像に対しての機能だ。画像編集に関する機能はD90からほぼそのまま受け継いでいる。
フィルター効果では「スカイライト」「ウォームトーン」「赤強調」「緑強調」「青強調」「クロススクリーン」「ソフト」の効果を演出できる。
また撮影したRAWデータをカメラ単体で現像処理したり、RAWデータ同士での画像合成や傾き、ゆがみの補正などができる。アオリ効果では広角レンズで撮影したパースペクティブのついた写真を補正できるなど、多機能すぎて使いこなすのが難しいほどだ。
デジイチ初めてのユーザーにもおススメ
カメラ本体の造りはD90よりもチープ感があるが、性能はD90とほとんど変わらない。ボディのみの値段が9万を切るというコストパフォーマンスの高さも見逃せない。
一方で、D90も安い所ではD5000に数千円程度上乗せすれば買える金額になってきているので、どちらかを選ぶのは難しい所だ。
しかしながら、D90にはないバリアングルモニターは撮影可能領域が大きく広がる。多機能な分、長く使えるカメラなので、過去のニコン製デジイチユーザーはもちろん、初めてデジイチを買うユーザーの選択肢としても、十分価値のある機種だ。