このページの本文へ

世界初の「ION」搭載Nettop AspireRevoの実力は?

2009年04月28日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Nettopとは思えないほどVistaが快適!

 AspireRevo第2の特徴は、優れた性能がもたらす快適さだ。CPUはNettopによく使われるAtom 230(1.60GHz、試用機の場合)だが、チップセットに世界で初めて米NVIDIA社製の「IONグラフィックスプロセッサ」(以下ION)を採用することにより、Atom+Intelチップセットとはひと味違うパフォーマンスを実現した。

IONプラットフォームのブロックダイアグラム

IONプラットフォームのブロックダイアグラム

 IONはノートパソコン向けのGPU内蔵チップセット「GeForce 9400M」をベースにしたチップセットである。DirectX 10対応のGPUに加えて、メモリーコントローラー(DDR2-800、DDR3-1333対応)、PCI Express 2.0(x16×1、x1×4)、さらにGigabit Ethernetコントローラーなども内蔵している。CPUはAtomだけでなく、Core 2 DuoやCeleronなど、一般的なパソコン用CPUにも対応している。

 試用機はこれらCPUとチップセットに加えて、2GBのメモリーを内蔵しているが、プレインストールされたWindows Vista Home Premiumを触っていても、とてもAtom搭載機とは思えないほど快適に動く。

本体前面

本体前面。上からUSB、電源ボタン、メモリーカードスロット、ヘッドホン、マイク、eSATAコネクター

本体背面

背面にはコネクター類が集中している。LAN端子はGigabit対応で、USBは前後合わせて6ポートもある

本体上部左には電源ボタン

本体上部左には電源ボタンがある。ボタンの側のUSBポートは、普段はカバーでふさがれている。HDDのアクセスランプがないのは少々気になる

 パソコンの性能指標を示すVistaエクスペリエンスインデックスの値を見てみると、大抵のNetbook・Nettopでは非常に低い値(2程度)になるグラフィックスの項目が、5.9と非常に高くなっている。それ以外の項目も、CPU以外はおおむね高く、Vistaが快適なのも道理である。

試作機でのVistaエクスペリエンスインデックス

試作機でのVistaエクスペリエンスインデックス。Nettopでは低いのが当たり前の「Graphics」の値が、最高値の5.9となっている

 ディスプレー出力として、アナログRGB出力とHDMI出力を装備。家庭用テレビにつなぐのも簡単だ。HDMI経由でのオーディオ出力も可能なので、HDMIでテレビにつなげば、絵も音もテレビから出力できる。

カテゴリートップへ

ノートパソコン
デスクトップ
モニター

intel

詳しくはレビューをチェック