高精細・大画面液晶ディスプレーと、ダブル地デジチューナーを搭載した東芝「Qosmio」の最高峰「Qosmio G50」。今回はシリーズ最新で最上位機種「Qosmio G50/98J」を評価してみたい。
ハイエンドAVの2009年夏モデルは
いったいどこが変わったのか
Qosmio G50シリーズといえば、HDコンテンツの再生にこだわり、Cellプロセッサーをベースにした映像処理プロセッサー「SpursEngine SE1000」(TOSHIBA Quad Core HD Processor)を搭載したハイエンドAVノートに位置づけられている。
その最新モデルでG50/98Jだが、スペック表を見比べる限り、2008年末に発表された2009年春モデルと、それほど大きな違いはない。CPUは両者とも、Core 2 Duo T9550(2.66GHz)だし、チップセットも同じIntel PM45 Express。グラフィックス機能もGeForce 9600M GTで変わりがない。
液晶ディスプレーは、1920×1080ドット表示の18.4型ワイドタイプ(「高色純度・高輝度Clear SuperView液晶」を使用)で、こちらも変わりがない。内蔵HDD容量は、春モデルの570GB(320GB+250GB)から、98Jでは640GB(320GB×2)となり、録画可能時間が最長643時間と90時間程度伸びているものの、目立った違いではない。
では違いはと言うと、SpursEngineを活用したソフトウェア面にある。春モデルでは、SpursEngineのパワーを使ったDVD/地デジ映像の高精細化(超解像技術)を実現していた。その効果もすさまじいものであったが、夏モデルでは新たに、ネット動画の高精細化に対応したのである(後述)。

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