Xeon 5500搭載サーバ＆ワークステーション大集合 第5回

省電力とハイパフォーマンスを両立するXeonのパワーを活かせ

今導入するならこれ！Xeon 5500番台搭載サーバ【第2弾】

Open Network Systems戦略を推進するサンの新兵器

　先頃、オラクルによる買収が発表されたサン・マイクロシステムズは、4月15日にXeon 5500番台搭載サーバを一斉投入している。

ラックマウントサーバは全4機種を開始している。

Sun Fire X4170

Sun Fire X4270

Sun Fire X4170

　1Uラックマウント筐体を採用し、メモリは最大72GBまでサポート（将来的には144GBまで対応予定）する。300GBのSAS HDD（2.5インチ）を8台搭載することで、最大2.4TBまでサポート。ギガビットEthernetポート×4つ、PCI Express Gen2 （x16）×1基、PCI Express Gen2 （x8）×2基を搭載。価格は40万8096円（税別）～。

Sun Fire X4270

　2Uラックマウント筐体を採用し、メモリは最大72GBまでサポート（将来的には144GBまで対応予定）する。300GBのSAS HDD（2.5インチ）を16台搭載することで、最大4.8TBまでサポート。ギガビットEthernetポート×4つ、PCI Express Gen2 （x8）×6基を搭載。価格は49万4496円～。

Sun Fire X4275

Sun Fire X2270

Sun Fire X4275

　2Uラックマウント筐体を採用し、メモリは最大72GBまでサポート（将来的には144GBまで対応予定）する。ギガビットEthernetポート×4、PCI Express Gen2 x8×6基を搭載。Sun Fire X4270との違いは容量の大きな3.5インチのHDDを採用すること。1TBのHDDを12台搭載することで、12TBまでサポートする。価格は52万3296円～。

Sun Fire X2270

　1Uラックマウント筐体を採用するコストパフォーマンスの高いモデル。搭載メモリは最大48GBまでで（将来的には96GBまで対応予定）、HDD搭載数も3.5インチのSATA HDD 4台までとなっている。また、ギガビットEthernetポート×2つ、PCI Express Gen2 （x16）×1基搭載。価格は21万4272円～。

　ブレードサーバは2機種。仮想化やHPC（High Performance Coputing）などに最適な集積密度の高いラインナップを揃える。

ブレードサーバのSun Blade X6270

Sun Blade X6275

Sun Blade X6270

　2つのソケットをCPUを搭載するブレードサーバ。メモリは最大72GBまでサポート（将来的には144GBまで対応予定）。32レーンのPCI Express Gen2リンクを搭載し、最大256Gbpsのリンクを実現する。Sun Blade 6000シャーシ用のI/Oモジュールである仮想10ギガビットEthernetインターフェイス「Network Express Module(NEM)」を用いることで、ケーブル本数を1/10に減らすことが可能になるという。

Sun Blade X6275

　超高密度なHPC向けのサーバで、1枚のブレードに2つのサーバ（ノード）が搭載されている。各ノードには、2つのCPUソケットを搭載し、最大48GBまでのメモリ拡張が可能。Sun Blade X6275は、40Gbpsの伝送能力を実現するQDR(Quad Data Rate) Infinibandインターフェイスをオンボードで実装。Sun Blade 6048シャーシに搭載し、オプションのInfinibandスイッチを用いて接続することで、1ラックあたり96ノード、768CPUの大型コンピュータとして動作させることができるという。

　ネットワークインターフェイスを複数搭載するモデルが多く、エネルギー効率や集積密度も高い。また、Solaris OS、Linux、Windows、およびVMwareなどから最適なOS・プラットフォームを選択できるのもサン製x86サーバの特徴といえる。

■関連サイト

• 日本サン・マイクロシステムズ

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