このページの本文へ

Xeon 5500搭載サーバ&ワークステーション大集合 第5回

省電力とハイパフォーマンスを両立するXeonのパワーを活かせ

今導入するならこれ!Xeon 5500番台搭載サーバ【第2弾】

2009年04月23日 09時30分更新

文● 大谷イビサ、金子拓郎/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

メンテナンス性向上を図った富士通のXeonサーバ

 富士通は、PRIMERGYシリーズでXeon 5500番台を搭載するラックマウント型サーバを2製品投入する。両製品とも、Xeon 5500番台の省電力化に加え、変換効率の高い電源ユニットの採用、吸気面積率改善による冷却性の向上により、さらなる省電力化を実現。また、HDDなどを交換する際に手を触れて操作する場所に色を付け、視覚的にわかりやすくすることで作業を効率的に行なえるようにする工夫を取り入れている。

PRIMERGY RX200 S5

 RX200 S5は、Xeon E5502/E5504/L5506/E5520/E5540/X5570を最大2基搭載可能な1Uラックマウントサーバである。最大メモリは96GB(8GB×12)で、2.5インチのSAS HDDを最大8台(合計約1TB)を搭載できる。拡張スロットは、PCI Express(x8)スロットをフルサイズ×1、Low Profile×1を内蔵。価格は、ディスクレスの最小構成で26万1000円、Windows Server 2008 Standardバンドルモデルが37万1000円など。

2Uラックマウントサーバ「PRIMERGY RX300 S5」

PRIMERGY RX300 S5

 富士通のもう1製品が、2Uラックマウント型のRX300 S5だ。対応CPUはRX200 S5とほぼ同様(L5506には対応せず)。ただし、最大メモリは144GB(8GB×18)で、3.5インチHDDを最大6台(合計2.7TB)搭載できる。価格は、ディスクレスの最小構成で29万7000円、73GB HDD搭載のWindows Server 2008 Standardバンドルモデルが40万7000円など。

■関連サイト

独自の仮想化技術と組み合わせる日立のXeonサーバ

 日立製作所のXeon 5500番台搭載サーバは、ブレードサーバ「BladeSymphony 2000(BS2000)」シリーズの新製品として登場した。BS2000は、サーバ仮想化での利用に適した製品で、仮想化システム「Virtage(バタージュ)」を標準搭載する。

BS2000のサーバブレードを収容したエンクロージャ

 Virtageはメインフレーム開発で培った同社の仮想化技術を投入したハイパーバイザ方式の仮想化システム。仮想OSとして「Windows Server 2008/2003」と「Red Hat Enterprise Linux 5」をサポートする。

 搭載するCPUはXeon E5502/E5540/X5570で、最大メモリは144GB。2.5インチのHDD×4台を内蔵できる。拡張スロットは、PCI Express(x8)スロット×2基とI/Oボードスロットを2基を用意。標準搭載のギガビットEthernetインターフェイス×2ポートに加え、2枚のPCI Expressカードで10GbEインターフェイス×4ポート、I/Oボードでファイバチャネル×2ポートという構成への拡張が可能だ。価格は、同社もしくは同社の販売会社に問い合わせてほしい。

■関連サイト

(次ページ、「Open Network Systems戦略を推進するサンの新兵器」に続く)


 

カテゴリートップへ

この連載の記事