初めてからの自転車生活 第7回

基本的な自転車の乗り方を教えます

乗る上でウェアも大事な要素

　いざっ自転車に乗るか！　って思っている人に、もう一つ必須となるものがあります。それは連載の最初にお話したウェア類です。もっと絞って話をすればレーサーパンツと呼ばれるものです。

自転車向けのウェアを数多く出しているパールイズミのサイトにある、レーサーパンツの紹介ページです

　ロードタイプの自転車を購入した人ならわかると思いますが、ロードタイプのサドル（座るところ）は非常に硬いのです。特に、値段が高ければ高いほど硬くなる傾向があり、中にはカーボン製のサドルを標準装備している自転車まであります。

　そんなガチガチのサドルに長時間座っていると、まずお尻の皮が剥けます。そのくらいであれば大したこともない（？）かも知れませんが、腿が太い人が乗れば、今度は内股がこすれて剥けます。最悪、尾てい骨がサドルに当たって、座っていられなくなることもあったりします。ある程度乗っていれば、お尻の痛さは慣れていきますが、すれて内股が剥けるのは腿が細くなるまでは解消されないでしょう。

　そこで重要となるのがレーサーパンツです。レーサーパンツを履く主な目的は、固いサドルとお尻の間のクッションの役割をし、内股などをこすれから守ることにあります。いきなりパッツンパッツンのレーサーパンツを履くのは抵抗があると思いますので、前にも紹介した「インナータイプ」を履くという手もあります。

　実際、スポーツタイプを乗り始めた人と一緒に走ったことがありますが、10kmを越えた辺りから座れなくなり、最後には車で搬送という悲しい事態を目撃したこともあります。そのくらいレーサーパンツは大事なアイテムなのです。

結局、まだまだ続きます

　さくっと終わらせるはずが、結局次回持ち越しになりそうです。次回は、「道路でどうやって走ればいいか」という部分に触れたいと思います。

■関連サイト

• ワイ・インターナショナル
• パールイズミ