Xeon 5500搭載サーバ&ワークステーション大集合 第4回
省電力とハイパフォーマンスを両立するXeonのパワーを活かせ
今導入するならこれ!Xeon 5500番台搭載サーバ【第1弾】
2009年04月22日 09時30分更新
1Uから4UまでそろうHPのラックマウントサーバ
HP ProLiantのXeon 5500番台搭載ラックマウントサーバは、1Uの「HP ProLiant DL160 G6」と「HP ProLiant DL360 G6」、2Uの「HP ProLiant DL180 G6」と「HP ProLiant DL380 G6」、そして4Uの「HP ProLiant DL370 G6」である。
HP ProLiant DL160 G6
Xeon E5504/E5520/X5550×2に対応し、SAS/SATA対応の3.5インチHDD×4を搭載可能な1Uサーバ。メモリスロットを18基搭載しており、最大メモリは144GB(Xeon X5550×2搭載時)。PCI Express (x16)スロットとSAS/SATA搭載用のPCI Express (x8)スロットを搭載する。価格はXeon E5504×1、4GBメモリ、ディスクレス構成で19万5300円(税込)から。
HP ProLiant DL360 G6
Xeon E5504/E5530/E5540/L5520/X5550×2に対応し、2.5インチのSAS HDDを最大8台搭載できる1Uサーバ。最大メモリは、Xeon L5520選択時が24GB(2GB×12)、それ以外は144GB(8GB×18)となる。拡張スロットは、PCI-Express x16とLow-ProfileのPCI Express(x8)を1スロットずつ。価格は、Xeon E5504搭載の最小構成モデルで26万7750円(税込)から。
HP ProLiant DL180 G6
3.5インチHDDを最大14台搭載できる2Uサーバ。最大メモリ24GB(2GB×12)のXeon E5520モデルと、96GB(8GB×12)のXeon 5540搭載モデルなどが用意されている。拡張スロットは、PCI Expressスロットを3基搭載。価格は、Xeon E5520搭載モデルで28万2450円(税込)から。
HP ProLiant DL380 G6
Xeon E5504/E5530/E5540/L5520/X5560対応の2Uサーバ。メモリスロットは18基で、最大144GBをサポート(Xeon L5520モデルは24GB)。2.5インチHDDのホットプラグ対応ベイを8台搭載し、オプションの追加でRAID 5/5+0構成が可能になる。拡張スロットは、PCI Expressスロット3基だが、オプションで6基まで拡張可能。価格は、Xeon E5504搭載モデルが28万2450円。
HP ProLiant DL370 G6
Xeon E5502からX5570に対応する4Uサーバ。最大メモリは144GBで、3.5インチHDDを14台、もしくは2.5インチHDDを24台搭載できる。拡張スロットはPCI Expressスロットが9基。価格は、Xeon E5530モデルで3315ドルから(国内では価格未発表)。
10GbEにも対応するブレード製品
ブレード型製品は、「HP ProLiant BL280c G6」、「HP ProLiant BL460c G6」、「HP ProLiant BL490c G6」の3製品。BL460c G6はHPブレードサーバの主力製品で、Xeon E5502/E5506/E5540/L5520に対応する。メモリスロットは12基で最大容量は96GB。10GbEインターフェイスを2ポート搭載する。HDDは2.5インチHDDを2台内蔵可能なほか、「StorageWorks SB40c ストレージブレード」を使うことで最大2.4TBに拡張できる。BL460c G6の価格は、Xeon E5502搭載モデルで27万6150円から。
BL490c G6は、HPが「仮想化プラットフォーム」と位置付けるブレードサーバだ。Xeon E5540/X5570に対応し、最大メモリは144GBまで拡張できる。10GbEインターフェイス×2をオンボードで搭載。ストレージは、2.5インチのSATA接続型SSDを2台内蔵可能で、StorageWorks SB40cを使うことで、1.8TBにまで拡張できる。BL490c G6の価格は、Xeon E5540搭載モデルで37万650円から。
BL460c G6とBL490c G6のオプションで用意されているのが、サーバが搭載する10GbEポートを4つ(それぞれ100Mbps~10GbE)に分割する「バーチャルコネクト Flex-10」だ。BL490c G6の10GbE×2をFlex-10に接続すると、8ポートの独立したネットワークインターフェイスとして利用できる仕組みだ。
サーバ仮想化を導入すると、複数ある仮想サーバの1台ごとに専用のネットワークインターフェイスが欲しい時がある。小型筐体のブレードサーバではポートを物理的に増設するのは難しいが、Flex-10を使えばサーバ本体を拡張することなくポートの増設が可能になる。このFlex-10の価格は、138万6000円。
(次ページ、「仮想化対応や新管理技術を盛り込んだIBM」に続く)
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