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Xeon 5500搭載サーバ&ワークステーション大集合 第4回

省電力とハイパフォーマンスを両立するXeonのパワーを活かせ

今導入するならこれ!Xeon 5500番台搭載サーバ【第1弾】

2009年04月22日 09時30分更新

文● 大谷イビサ、金子拓郎/TECH.ASCII.jp

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仮想化対応や新管理技術を盛り込んだIBM


 日本IBMは、ラックマウント3機種、ブレードサーバの計4機種を3月から投入している。メモリ搭載量を従来の2.6~4倍に引き上げたほか、従来オプションだったIntegrated Management Module (IMM)によるリモート監視を標準搭載した。さらに従来のBIOSと異なるUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)と呼ばれる規格に準拠した新ファームウェアを搭載する。なお、4月17日に価格改定が実施されている。以下の価格はIBMダイレクト価格で税込。

IBM BladeCenter HS22

ブレードサーバ「IBM BladeCenter HS22」

 ブレードサーバの「IBM BladeCenter HS22」は、2ソケットのCPUとホットスワップでの交換が可能なHDDを最大600GBまで搭載可能。メモリスロットは12基搭載し、最大96GBまでサポートする。また、標準PCI Express準拠のCIOv拡張スロット、高速PCI Express準拠のCFFh拡張スロットを搭載。もちろん、既存のBladeCenterシャーシに差し込むことができる。価格はXeon E5502搭載の7870B4Jが42万円。

IBM System x3550 M2/x3650 M2

 ラックマウントサーバは「IBM System x3550 M2」、「IBM System x3650 M2」の2機種で、共通のマザーボードを採用。メモリスロットは16基搭載し、最大128GBまでサポートする。従来モデルに比べ、ファンの数などを減らすことで消費電力の削減も実現されている。

IBM System x3550 M2

IBM System x3550 M2

IBM System x3650 M2

IBM System x3650 M2

 1UのIBM System x3550 M2は2.5インチHDD/SSDを6台を搭載可能で、最大1.8TBの容量を実現。ハーフサイズ/フルハイトのPCI Express(x16)スロット、Low-Profile PCI Express(x16)スロットを搭載する。価格はXeon E5502搭載の794612Jが33万6000円(税込)。

 また、2UのIBM System x3650 M2は2.5インチHDD/SSDを12台搭載可能で、最大3.6TBの容量を実現する。こちらはフルサイズ/フルハイトのPCI Express(x8)スロット×2基、ハーフサイズ/フルハイトのPCI Express(x8)スロット×1基、Low-ProfileのPCI Express(x8)スロット×1基と、3550 M2より拡張性は高い。価格はXeon E5502搭載の794712Jが35万7000円(税込)。

IBM System x iDataPlex dx360 M2

データセンター向けの「IBM System x iDataPlex dx360 M2」

 「IBM System x iDataPlex dx360 M2」はデータセンターの電力消費/冷却実装密度などを極限まで高めた2ソケットサーバ。システムボード、I/Oボード、ストレージボードなどを組み合わせ、2UのFlexシャーシ、および3Uのストレージシャーシに格納することで、サーバとして構成する。IBM System x iDataPlex dx360 M2は2個のXeon プロセッサ5500番台、最大64GBのメモリを搭載する。2U Flexシャーシに5TB、3Uストレージシャーシに12TBのHDDを内蔵可能。

 同社は4月1日付けで、300台のサーバとストレージを揃えた「System x仮想化検証センター」を開設し、仮想化ソリューションの設計も行なうという。なお、Xeon5500番台を搭載するタワー型サーバの開発計画も表明されており、よりエントリ向け製品も充実しそうだ。

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