本連載では、「FileMaker Pro 10」を使って作成した、仕事に使える便利なツールを紹介します。ツールを使うにあたって、データベースの詳しい知識は不要。かんたん操作でファイルメーカーに慣れていくことで、データベースへの理解が深まります。なお、この連載で紹介しているツールは、FileMaker本体がインストールされていないPCでも使えます。
これがファイルメーカーで作った
「地図機能付きらくらく住所録」だ!
- ポイント1 住所情報から地図を自動で表示
- ポイント2 地図をメールで送信携帯でも見られる
- 履歴も残せる多機能住所録
- 顧客情報の新規入力時はもちろん、Excelから取り込んだ住所録でも、住所情報から地図を自動検索して表示する
- メール送信機能が付いて、地図情報へのリンクを携帯電話などへ送れる。急な外出でも安心
- 取引先が住所や役職を変更した際に履歴が残り、過去と現在の情報を一度に見られる
外出するとき、顧客や取引先の住所を調べて、地図サイトを開き周辺情報を印刷するのは意外に手間がかかるもの。急な外出のときなどは本当に困ります。今回紹介する「地図機能付きらくらく住所録」を使えば、時間も手間もかけずに、地図情報を持ち出すことができます。
この住所録に顧客データを登録すると、画面の下に地図が表示されます。住所録のベースになっているファイルメーカーが、顧客の住所情報をもとにGoogleマップで自動検索。地図をそのまま表示するので、拡大や縮小、スクロールなどの操作がしやすく、周辺情報をすぐに把握できます。
地図機能付きらくらく住所録には、自分の携帯メールのアドレスを登録しておける機能があります。登録しておけば、クリックひとつでそのアドレスへ、顧客の住所が付いたGoogleマップへのリンクを送信できます。印刷する手間もいらないので時間がかからず、用紙も節約できて、一石二鳥です。
忙しいビジネスマンの仕事をラクにする住所録なので、ぜひ使ってみてください。
(次ページでは各ポイントを詳しく紹介します)
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