先頃NECが発表した2009年夏モデルの中でも、LaVie L「LL750/TG」は異彩を放っている。16型ワイドサイズの液晶ディスプレーでありながら、解像度が1920×1080ドットのフルHDノートなのだ。加えてタッチパッドには、便利かつ楽しいギミックもある。早速レビューしてみよう。
スパークリングレッドのボディーが目に鮮やか
試用したマシンのカラーは「スパークリングレッド」で、天板やキーボード周囲に光沢感のある塗装が施されている。細かいラメも入っており、見る角度によって表情が変わるのがいい。
カラーバリエーションにはそのほかに、スパークリングピンク、スパークリングブラック、スパークリングホワイトがあり、計4色から選べる。同梱されるレーザーマウスのカラーも本体に合わせてコーディネートされている。デザインはシンプルだが、随所に丸みをつけており、優しいイメージだ。
高解像度は使いやすいが、文字はさすがに小さい
まずは、売りの液晶ディスプレーからチェックしてみよう。「16型ワイド 高輝度・高色純度・低反射TFTカラー液晶(スーパーシャインビューEX液晶)(広視野角)」と名付けられたこのディスプレー。解像度は1920×1080ドットで、ウェブブラウザーを2つ起動したり、ワープロソフトと電子辞書ソフトを快適なサイズで同時に使える。ただし、表示される文字サイズが小さくなるのはいたしかたのないところ。細かい文字が見にくい場合、Vistaの「DPIスケール機能」(関連記事)を使えばいい。
輝度やコントラスト比、視野角のいずれも非公開。輝度を最大にすれば十分に明るい。視野角は広く、斜めから見ても色味の変化がほとんどない。数人でのぞき込んでプレゼンしたり写真を鑑賞する際に恩恵を受けられる。
光学ドライブはDVDスーパーマルチ機能付きの記録型BDドライブ(BD-Rの書き込みは最大4倍速)。大容量データの保存にも使えるし、高画質なBDの映画タイトルをフルHDの解像度で楽しめる。ただし、内蔵スピーカーの出力は2W×2で、可もなく不可もなくといったところ。いい音質と大音量で楽しみたいなら、ヘッドフォンを使った方がいい。

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