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ENERMAX ECO80+シリーズを研究所で徹底解剖!

2009年04月25日 20時00分更新

文● KONG

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瞬間停電試験

 温度、騒音ときて、続いては電気的試験に移ろう。まず、瞬間停電試験とは、ごく短い時間に起こる停電のことだ。実のところ、瞬間停電でPCが止まる確率は、PC自体に掛かっている負荷の大きさや、停電時間の長さによって左右されるため、一概に瞬間停電に強いとか弱いということを語ることは難しい。
 また電圧がドロップした場合も広い意味で瞬間停電に含まれるため、実際に家やオフィスで使っている場合に、電圧がドロップしたのか、それとも本当に停電したのかを知ることは難しい。
 とりあえず、瞬間停電を再現する機械はあるのだろうか? ということで、探したところ東京都立産業技術研究センターで試験できることが判明したので、またもやお邪魔してテストをお願いした。今回テストに使用した電源ユニットは、出力400Wの「EES400AWT」だ。

瞬間停電を再現するマシン。わりとアナログな機械だ

 というわけで、電源ユニットに100W/2Ωのホーロー抵抗を12Vラインに接続し、これを負荷とし、電源ユニットが瞬断されたかどうかは、ブルーに光るファンを接続し目視することにした。
 余談だが、一般的に手に入るホーロー抵抗は、10~30W、大きくても50W程度。100Wの製品は、なかなか目にすることはないので、目を輝かせて技術担当の方にお話を伺っていた。聞くと、これ1本で7000~1万円くらいするそうで、7000円なら買えなくはないと、話をしていたら隣に居た編集部の北村が不可解な顔をしていた。こんなの欲しがる筆者っておかしいですか?

 では、テスト中の様子をビデオで見ていただこう。

瞬間停電試験の様子

 本来なら、PCを接続して「再起動」したり「電源が落ちるかどうか」を確認するのがベストだったが、時間と予算の都合により、「瞬間停電」の様子を再現するに留まった次第。この瞬間停電のテストは、次のテストのついで、いわば序章、やってみたかったというわけで、あまり深く突っ込まないでいただきたい。

(次ページへ続く)

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