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情報漏洩の原因は“うっかり”ではなく犯罪組織

2009年04月16日 09時00分更新

文● 企画報道編集部

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 データ漏洩/侵害事件の被害データ中98%が金融業界、90%が米司法当局から、犯罪組織に関与していると判断されたグループが何らかの関与をしている。

 Verizon Businessが発表した、「2009 年データ漏洩/侵害調査報告書」では、昨今セキュリティ関係者が警告を発し続けてきた、金銭目的のサイバー犯罪の高まりが、如実に浮き上がる結果となった。

 同社によれば、高度な攻撃による被害件数は全体の17%。大半の事案は、普段セキュリティに気をつけていれば防げる内容であったという。

 また同資料は、「データ漏洩の大半は部会者による物である」「漏洩の大半が、単一ではなく複数のイベントに起因している」(侵害の64%は複数の手法を試用したハッキング)「漏洩件数の内69%が第三者によって発見されている」「2008年の被害データのほぼすべてがオンライン上の資産」「2008年の被害件数の約20%でデータ漏洩が2解異常発生している」「PCI基準が非常に重要になってきている」など、いくつかの分析を行なっている。


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