ジャストシステムのインターネットディスクにバックアップサービス
タダ!? で無制限のオンラインバックアップディスク
2009年04月16日 08時00分更新
文● 吉川大郎/企画報道編集部
「実際に使ってみる」と言っても、作業は前述したとおり単純なもので、ジャストシステムのWebページから「IDiskバックアップツール」をダウンロード/インストールし、ユーザーIDとパスワードを入れておしまい。心配なのは、バックアップ容量がかさむ初回バックアップ時(以降は差分バックアップ)にPCの動作が重くなったりしないか? といった点だが、体感速度は変わらなかった。
手順は画面の通りで、迷わない
インターネットディスクのID(登録メールアドレス)とパスワードを入れる。つまり、どのコースでもあらかじめインターネットディスクのWebページでのユーザー登録が必要ということだ
使っているPCをアクティベート。しかしここで怒られた。既存のインターネットディスクユーザーは注意してほしい(以下に続く)
既存のインターネットディスクユーザーは、たとえ無料とはいえ「コース変更」をWeb上で申請する必要があったのだ。もっとも、その作業はボタンをポチポチと押せば終了なのだが
対象とするフォルダの選択。上位にあるフォルダにチェックを入れれば、その配下のフォルダもバックアップ対象になるのだが、チェックが入らないので少し迷う。ちなみに、Windowsエクスプローラ上でフォルダを右クリックすると、「IDisk Backup」というメニューが追加されていて、その場でバックアップ対象に指定できる。こうした細かい配慮がジャストシステムらしさを感じさせる
バックアップが開始されるとタスクトレイにIDisk バックアップツールのアイコンが配置されるのだが、そのアイコンを右クリックして表示されるメニューがコレ
リストアは、元の場所にファイルを戻す場合と、指定したフォルダに戻す場合の2パターンを選べる
これだけインターネットストレージが普及している現在、もはやインターネットディスクの0.5~3GBという容量は、いくら使いやすい機能が付いているとしてもちょっと高過ぎという感は否めなかった。
それが、今回容量無制限サービスに踏み切ったことで、“ジャストシステムが2001年から運用している”という信頼感と相まって、特に大事なデータを扱うユーザーにとって魅力的なサービスになってきた。インストールしておけば、あとはジャストシステムが面倒をみてくれるという安心感は大きい。
◆
なお、ジャストシステムは法人向けとして、外部とのファイル共有、編集、伝送を目的とした、「InternetDisk ASP」も展開している。組織的に本格使用するのなら、こちらを検討するのもいいだろう。