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物欲AVコモノ道 第2回

音質もすげぇのか! 最高峰ウォークマン X1060

2009年04月17日 13時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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小さなボディに搭載された「S-Master」の威力!

こちらは再生中の画面

再生中の画面。ちなみに再生する曲は「全曲」「アルバム」「アーティスト」「ジャンル」「リリース年」「プレイリスト」のいずれかの条件でリスト表示される

 X1060がそこらの携帯型音楽プレーヤーと違うのは、音楽再生に対する「並々ならぬこだわり」だ。その1つが、同社のAV/ステレオアンプにも採用されている「S-Master」というフルデジタルアンプ技術を備えている点。

一般的なパワーアンプと「S-Master」方式の処理の違い

一般的なパワーアンプと「S-Master」方式の処理の違い

 S-Masterはデジタル信号の音楽ソースをD/A変換でアナログに変換してから増幅処理を施すのではなく、デジタルのまま増幅するというもの。これによりアナログ方式特有のひずみを解消し、クリアな音質を実現しているわけだ。

 実際に音楽を聴いてみると、中~高音域の音がクリアで、また低音域の音がこもらずに心地よく抜けていく。それは、これまでの携帯型音楽プレーヤーで感じていた音の「膜」が取り払われ、個々の音が伸びやかに鳴っているという印象だ。

 また、ボーカルの背後で鳴っているギターの細やかな音色がしっかり再現されているのは感動モノだ。

 従来の多くの携帯型音楽プレーヤーでは、ボーカルばかりが前面に押し出され、ピアノやギターのバッキングは隅の方で鳴っているだけという印象すら受けるが、X1060では背後の楽器もしっかりと自らの存在を主張している。

 その上で決してうるさい感じにはならず、それぞれの音がきちんとバランスしているのだ。

アルバムアート

アルバムアートから目的の曲を探すこともできる。ディスプレー上で指を上下にスライドさせると、それと同期して画面がスクロールする

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