16:9液晶のメインストリームノートを3製品投入
Acerブランドからは、Atomではなく通常のパソコン用CPUと光学ドライブを搭載するノートパソコンも、モバイルから据え置きまでの3機種が発表された。いずれもアスペクト比16:9/1366×768ドットの液晶ディスプレーを搭載。消費電力を30%低減する「ECOボタン」を備えるという。
13.3型ワイドモデルは「AS3935」、14型ワイドモデルは「AS4937」、15.6型ワイドモデルは「AS5536」となっている。AS3935とAS4937はCPUにCore 2 Duo P8600(2.40GHz)を、AS5536はAMD Athlon X2 QL-64(2.1GHz)を搭載する。光学ドライブは全機種がDVDスーパーマルチドライブを内蔵する。
AS3935は重さ1.90kgで、厚さも約25.4mmと、モバイル用途にも対応できる軽さになっている。バッテリー駆動時間は約5時間。モバイル志向の製品らしく、指紋認証ユニットを標準搭載する。予想実売価格は11万9800円(Office搭載モデルは+2万円。以下同)。
14型ディスプレーを搭載するAS4937は、重さ約2.30kg、バッテリー駆動時間約3時間で、据え置き型ノートとなっている。外部ディスプレー出力に、HDMI出力とアナログRGB出力の2つを備えるのが特徴となっている。予想実売価格は9万9800円。
15.6型モデルのAS5536は、上述の2機種よりコストパフォーマンスを追求した製品。予想実売価格は6万9800円と、最も安価に設定されている。
全機種とも発売時期は4月下旬の予定。
Gateway、eMachinesからも新ノートが続々
Gatewayブランドからはデザイン重視の据え置き型ノート「ID5800、ID5600」など4シリーズが発表された。
デザイン重視のID5800、ID5600シリーズは、ボディーのキーボード側ヒンジ近くに緩やかなカーブを持たせて、ボディーとディスプレー側がなだらかにつながっているような独特のデザインを採用している。スリムな外見(厚さは25~35mm)なのでモバイルノートかと思いがちだが、重さ約3.0kgの据え置きノートである。
ID5600は本体色が「ミッドナイトブルー」(紺)で、CPUにAMD Turion X2 Ultra ZM-82(2.20GHz)を搭載。ID5800は「ナイトスカイブラック」(黒)で、CPUがCore 2 Duo P8600(2.40GHz)を搭載と、カラーだけでなくスペックも異なる。さらにID5800は、GPUにGeForce G105M(GeForce 9300M GSの高クロック版)を搭載するなど、ハイスペック製品という位置付けになっている。ディスプレーは共通で、15.6型ワイド/1366×768ドット。
予想実売価格はID5600が8万9800円、ID5800が11万9800円。発売時期は4月下旬の予定。
eMachinesブランドからも、Netbook並みの低価格据え置きノートが発表された。「eME525」シリーズは、15.6型ワイド/1366×768ドットのディスプレーを搭載する据え置きノート。CPUにCeleron 900(2.20GHz)、HDDもNetbook並みの160GBを採用するなどにより、大画面でも低価格を実現している。OSはWindows Vista Home Premium SP1、Office付属モデルもラインナップされている。予想実売価格は5万9800円。
「eMD525」は、14型ワイド/1366×768ドットのディスプレーを搭載する。CPUとHDDはeME525と同等。OSはWindows Vista Home Basic SP1だが、メモリーは1GBしか搭載していない。予想実売価格は4万9800円。両製品とも発売日は4月24日の予定。