次世代ディスプレーのイベント「Display2009」(東京ビッグサイトで17日まで開催)が始まったが、その内容はほぼ3Dディスプレーに関するものだ。
1年ほど前に最新鋭の3Dシアターシステムの映像(スター・ウォーズ)を見て、真の迫力を知ってしまった筆者は、いつか家に3Dシアターシステムを導入したいと本気で考えていたりする。しかし、3D環境を液晶ディスプレー(テレビ)で実現できるなら……と、興味津々で会場を回ってみた。
BRAVIAで3D映像を楽しむ
展示されている次世代ディスプレーのほとんどは店頭展示などの業務向けを想定していて、コンシューマー機器としてはまだ遠い存在だった。
唯一違うのがソニーで、同社の液晶テレビ「BRAVIA」で3D映像を表示するデモを行なっていた。偏光メガネが必要だが、家で3D映像を楽しむという夢に一番近い展示だろう。
裸眼で3Dが次世代ディスプレーのトレンド?
ソニー以外のメーカーは、裸眼でそのまま3D映像を楽しめるディスプレーを展示。いずれもその3D映像はとても迫力があり、1~2年前の裸眼用3Dディスプレーの印象からはかなり進化したように感じた。
冒頭でも述べたが、最新の3D映像技術を知っておくのと知らないのとでは「迫力のある映像」の意味合いが異なると思う。興味がある方は、足を運んで実際に体験するといいだろう。